津軽三味線の演奏法としては、豪快に叩くように弾く叩き三味線と、高橋竹山の流れを汲む繊細な弾き三味線とに大分されます。
今我々が目にするほとんどの津軽三味線は、昔からの流れを継ぐ白川軍八郎、木田林松栄 、福士政勝など、叩き系の流れを汲むもので、弾き系の流れを汲むものは数滴にはごく僅かです。
叩き三味線の流派としては、小山流、澤田流、高橋流などが有名かつ組織も大きい。福豊会、木乃下流、三絃小田島流など全国大会での受賞者常連を産み出す会派も存在します。
弾き三味線の流派として全国的に認知されているのは、高橋竹山の流れを継ぐ竹山流のみです。
しかし最近では、「津軽三味線サークル」等、特定の指導者を設けず同好会的に活動する団体、サークルも出来ています。