Lesson017 授与型 マイナスの授与
レッスンのポイント
授与型は「あげる・くれる」ですが、動詞によっては「かかる・奪う」といったマイナスの授与を表します。いくつかの動詞の使い方に慣れていきましょう。
同級生のローラとケビンが宿題の話をしています。
Laura: Hey, Kevin, don’t you think we have too much homework these days?
Kevin: I agree. I have to stay up late every night.
Laura: By the way, did you finish yesterday’s homework?
Kevin: Yes, but just the science homework took me three hours.
Laura: Yeah, it was really hard. How about the English?
Kevin: Luckily, the English homework only took me half an hour.
Laura: That’s because you’re so good at English!
ローラ: ねえケビン、このごろ宿題があまりにも多いと思わない?
ケビン: そうだよね。僕は毎晩遅くまで起きていなければならないんだ。
ローラ: ところで昨日の宿題は終わった?
ケビン: うん、でも理科の宿題で3時間もかかったよ。
ローラ: ええ、とても難しかったわね。英語の宿題はどうだった?
ケビン: 運よく30分しかかからなかったよ。
ローラ: それはあなたがとても英語が得意だからよ!
WORDS & PHRASES
these days このごろ
stay up late 夜遅くまで起きている
by the way ところで
luckily 幸運にも
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~
The science homework took me three hours.
理科の宿題で3時間もかかったよ。
「授与型」は「あげる・くれる」を表しますが、動詞によっては「マイナスの授与」、つまり「奪う」関係を表します。
take は「手に取る」動作。この動詞が授与型に使われると誰かから何かを奪う関係となります。ここでは「私から3時間奪う(=3時間かかる)」ということになります。
目的語の順序に気をつけましょう。英語は「配置のことば」。順序を変えると意味は通じません。
My old scooter costs me a lot of time and money.
私の古いスクーターにはお金と時間がたくさんかかる。
costは「時間, お金がかかる」という動詞。やはり「奪う」閔係となっていますね。
GRAMMAR IN ACTION ~文法の実践~
私は指2本しか使わないので、 何かをタイプするのに長時間かかる。
I only use two fingers, so it takes me ages to type anything.
only 「〜しか」。takesの後ろの2つの目的語me, agesを意識。
ages は a long time (長い間)を意味するくだけた表現。
結婚式はたくさんお金がかかったけど、やった価値はあった。
The wedding cost us a fortune, but it was worth every penny.
fortune「大金、 財産」
be worth - 「〜の価値がある」
worth every pennyで「(支払ったすべてのお金に)見合った価値がある」。ちなみにpennyは100分の1ポンド。
ミネラルウオーターに20ドル請求したんだぜ, 信じられないよ。
I can’t believe they charged us $ 20 for a bottle of mineral water.
chargeは「課す」
トラックに積み荷を載せるイメージですここでは支払い責任を「課す」
CHECK THE POINT ~練習問題~
日本語の意味に合うように( )の語句を並べ替える。
私のスマートフォンはお金がすごくかかります。
My ( a lot of / smartphone / me / costs / money).
解答
My smartphone costs me a lot of money.
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