Lesson019 文型が支配する文の意味
レッスンのポイント
文型は文全体の意味を決定する。だから英語学習において文型の学習はたいへん重要なのです。今回は動詞 get を用いて文型の重要さを再確認していきます。
マヤが友人のスティーブに電話をします。
Maya: Hello, Steve. It’s Maya. I got to L. A. a couple of hours ago. I’m now at the HO hotel.
Steve: Good. Now, about dinner, I’ve booked a table at your favorite restaurant.
Maya: Wonderful! It’s not far from the hotel. I’ll walk.
Steve: No. It’s getting dark. I have a car, so I’ll pick you up. I’ll be there in about 15 minutes.
Maya: Thank you! I can’t wait to see you.
Steve: Me too. See you soon.
マヤ: こんにちは、スティーブ。マヤよ。2〜3時間前にロスに着いたわ。今ホテルにいるの。
スティーブ: よかった。さて夕食なんだけど君のお気に入りのレストランで席を予約しておいたから。
マヤ: すてき！ホテルから遠くないから、歩いて行くわね。
スティーブ: いや、暗くなってきているし、車があるから迎えに行くよ。大体15分後にそこに着くよ。
マヤ: ありがとう！会うのが待ちきれないわ。
スティーブ: 僕もだよ。じゃあ、またあとで
WORDS & PHRASES
a couple of ２〜３の、少数の
book 予約する
far 遠く
pick … up 車で〜を迎えに行く
in about 15 minutes 大体15分後に
can’t wait to… 〜するのが待ちきれない –
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION～会話に役立つ文法～
I got to L.A. a couple of hours ago.
２～3時間前にロスに着いたわ。
It’s getting dark.
暗くなってきている。
今月は英文の設計図ともいえる「自動型」・「説明型」・「他動型」・「授与型」を学習してきました。英語を自由に使えるかどうかはこの4つをどれくらいしっかりとマスターしているかにかかっています。文型学習がことのほか大切なのは、文の意味を文型が支配しているからです。ネイティブは文に接したとき、その文型によってその文が何を言わんとしているのかを理解します。この２つの文は「自動型」「説明型（オーバーラッピング）」でした。同じ get という単語が使われていますが、それぞれの型の意味（単なる動き・主語の説明）と get の「動き―変化」のイメージが掛け合わされ、「到着する」、「～となる」という意味になるのです。
getが使われる文型はこの２つだけではありません。
a. I got an email from a colleague.
同僚からメールをもらった。
b. I’ll get you a ticket for the concert.
コンサートのチケット取ってあげるよ。
a は「他動型」、b は「授与型」です。
文の意味は動詞のイメージと文型の意味の足し算であることが分かれば、文型がどれほど英語学習の中心にあるかわかる。
GRAMMAR IN ACTION ～文法の実践～
僕が送ったファイル届いた？
Did you get the files I sent you?
目的語のある「他動型」「対象物に働きかけが及ぶ」
彼女の英語ははるかによくなった。
Her English got so much better.
「説明型」のオーバーラッピング。her English = so much better （になる）
ひどくせきこんでいるね。水を1杯持ってきてあげよう。
You’re coughing very badly. Let me get you a glass of water.
Let me（～させてください）他には、I’ll bring や How about bring you …なども使える。
CHECK THE POINT ～練習問題～
日本語の意味に合うように（ ）内の語句を並び替える。
何時に空港に着いたの？
What ( get / you / airport / the / did / time / to )?
解答
What time did you get to the airport?
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