Lesson033 応用文型 命令文
レッスンのポイント
前回までで基本文型の説明は終わり。今回からはそのほかの、よく使われる文の型についてです。まずは「命令文」です。
ミワとネイトが、ネイトのシャツの大きなしみについてどうしようか話しています。
Miwa: Nate, what happened? You have a big stain on your shirt.
Nate: I know, I spilled some coffee on it. The lid on the paper cup fell off.
Miwa: Oh, man. Be more careful next time.
Nate: I certainly will, what do you think I should do about the stain?
Miwa: Hmm, maybe the best thing is to wash it as soon as possible.
Nate: Okay, I’ll do that.
ミワ: ネイト、どうしたの? シャツに大きなしみがついているわよ。
ネイト: そうなんだ。コーヒーをこぼしてしまったんだ。紙コップのふたが外れてね。
ミワ: おやおや。次はもっと気をつけてね。
ネイト: そうだね、そうするよ。この汚れはどうすべきなんだろう?
ミワ: うーん。たぶん、いちばんいいのはすぐに洗うことでしょうね
ネイト: 分かった、そうするよ。
WORDS & PHRASES
stain シミ、汚れ
spill 液体をこぼす
lid ふた
fall off 外れて落ちる
certainly 確かに
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~
Be more careful next time.
次はもっと気をつけてね。
「~は・・する」ではなく「・・・すること・しなさい」と主語の無い述部を相手に直 接ぶつける形です。通常とても高圧的にひびき、目下の者に対してや子どもに言い聞か せる場合が典型的ですが、「相手にとって好ましい内容を持つ場合」にはその限りでは ありません。この場面のように相手を心配して「次は気をつけなさいね」の場合嫌な印 象は与えません。
命令文はなぜ「原型」を使うか? それはまだ実現していない内容だから。
He loves me.(現在愛しているという事実)He loved me.(過去の事実)
命令文の内容は”実現”していないからこそ、現在形や過去形などは使えない。
命令文には「禁止」を表す形もあります。Don’t …を文頭に置けばすぐに作ることができます。
Don’t do that. (そんなことするな)
GRAMMAR IN ACTION ~文法の実践~
①急流下りはとてもすばらしいよ! チャンスがあったらやってみて。
Whitewater rafting is simply awesome! Give it a try when you get the change.
好ましい内容なら命令文はキツく響きません。積極的に使ってくださいね。
give it a try は「試しにやってみる」。
②パリ旅行を獲得するこの千載一遇のチャンスを見逃さないでください!
Don’t miss this golden opportunity to win a trip to Paris!
Don’t を命令文の文頭につければ「~するな」。禁止を表します。
先ほどと同様好ましい内容ですからイヤな感じはまるでありませんね。
opportunity は「機会」。どんな機会なのかを to 以下が説明しています。
③絶対誰にも君の夢を諦めさせるな。
Never let anyone kill your dreams.
Never ~を使えば、非常に強い禁止(絶対~するな)を表すことができます。
let の使い方も復習してくださいね。
「anyone = kill your dreams を許すな」ということです。
CHECK THE POINT ~練習問題~
日本語の意味に合うように( )に適切な語句を入れる。
テスト中におしゃべりをするな
( )( ) during the test.
解答
Don’t talk during the test.
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