“Would you mind …?”の使い方
人に何かを頼みたいときに、
“Can you …?”とか、“I want you to …”
では直球過ぎて・・・もうすこし丁寧に言えるフレーズを探してしまいますよね。
そういう時は、
「Would you mind …?」がオススメです。
しかし学校でならった意味は(〜してくださいませんか?)という意味でした。
学校で習ったそのままでこのフレーズを使っていると要注意です。
街中でカメラを手にした外国人旅行客に
Would you mind taking a picture?
と言われたら、思わずにこっとして
Oh! Yes, yes!
と言ってしまいますよね。
多分、その外国人旅行客の人は、そのままカメラを手渡してあなたは写真を撮り一件落着となって、何の問題にもならないのかもしれません。
だけど、「Would you mind …?」 は「・・・してもらえませんか?」という意味だと確かに英語の授業で習ったような気がします。
そして、嫌ではない場合 “No”、嫌な場合 “Yes” と答えるとも習いましたよね。
学校のテストの時などはそのややこしさに頭を悩ませたことを思い出します。
Would you mind taking a picture?
写真を撮ってくださいませんか?
と理解して「Oh! Yes, yes!」と返しても、相手の方は「多分OKなんだろうな」と理解してトラブルにもならないと思いますが、正しい意味は「はい、嫌です!」と言っていることになります。
こうした間違いをなくして、正しく「Would you mind …?」を使えるようになるには、「・・・してもらえませんか?」と解釈していることを間違いだと認識することが早道です。
それは、”mind” のもともとの意味に忠実に訳す癖をつけると大丈夫です。
「〜するのを嫌だと思いますか(気にしますか)?」が正しい理解の仕方です。
Would you mind taking a picture?
写真を撮るのは嫌ではありませんか?
と理解できると、
No problem!
と正しく返すことができるようになります。
この返答の仕方だけを注意していると「Would you mind …?」は凄く便利なフレーズです。
例えば、テレビの音量が大きくて、集中できない!!音量をもっと下げて欲しいんだけど・・・
そんな時は、
◎Would you mind turning the volume a little bit lower?
テレビの音量をもう少し下げるのは嫌ではありませんか?」
日本的な言い方だと「申し訳ないのだけど、テレビの音量をもう少し下げてくださいませんか?」
といったニュアンスです。
ストレートに言いにくい時に柔らかい表現を使いたい時にこのフレーズは便利です。
このフレーズには決まり事があります。
「Would you mind … 」の…には動詞+ing (動名詞)が必ず入ります。
そうです、『名詞=動詞+ing』がポイントですよ。
例えばこんなふうに使います。
◎Would you mind telling me your name?
(あなたのお名前を教えるのは嫌でありませんか?)
◎Would you mind calling back later?
(折り返しお電話をくださるのは嫌でありませんか?)
“Would you mind 〜?” への返し方
「もちろんいいよ!」と言いたい場合は、
No problem!
No, not at all.
などがよく使われているようです。
だけど咄嗟に出てこない時や、頭の中でYesとNoがこんがらがってしまった場合には、
Sure.
を使いましょう。答えとしては正しくないと言われそうですが、現地で生活している人たちは「実際に使われている」と言っています。
逆に「それ、して欲しくないなぁ」という時は、自分の意見をやんわり伝えましょう。
教科書的な答え方としては、
I‘d (=I would) rather you didn’t.
がありますが、舌を噛みそうで覚えられない場合にはもっといい方法があります。それはシンプルに、
Sorry, I’m in a hurry.
ごめんなさい、急いでるんです
のように “(I’m) sorry” と言ってから理由を付け加えるだけです。
YesもNoも関係ないので、これなら簡単です。
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