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ラジオ英会話 Lesson 072 can①

Lesson 072 can①

レッスンのポイント
can は大変重要な助動詞ですが、その力をフルに使いこなしている人はおおくありません。しっかりとそのイメージを学び感覚的に使いこなせるようにしましょう。

エレナとダンカンが山でハイキングをしています。とっても元気なエレナに対してダンカンは少々疲れているようですが・・・。

Duncan: Elena, we’ve been hiking up this mountain for hours. Let’s take a break.

Elena: We’re almost at the top.

Duncan: But I need to take a rest and drink some water.

Elena: We can rest at the top.

Duncan: You go first, and I’ll join you later. I can’t go any further now.

Elena: Come on! You can do it.

Duncan: OK. You have so much energy. What did you have for breakfast this morning?

Elena: I ate a steak.

Duncan: Oh, that’s the reason.

 

ダンカン: エレナ、僕たち、この山をもう何時間も登ってきたんだ。休憩しよう

エレナ: あと少しで頂上なのよ。

ダンカン: だけど、僕はひと休みして水を飲みたいんだ。

エレナ: 私たちは頂上で休めるわ。

ダンカン: 君は先に行ってよ。そうすれば僕はあとで追いつくから。僕は今、これ以上先に進めないんだ。

エレナ: 何を言ってるの!あなたならできるわ。

ダンカン: 分かったよ。君はとても元気があるんだね。今朝、朝食に何を食べたんだい?

エレナ: ステーキを食べたわ。

ダンカン: ああ、それが理由だね。

 

WORDS & PHRASES

hike up  ハイキングで登る
take a break  休憩する
come on  (命令形で)さあ早く、よしてよ、頑張って

further  far(遠い)の比較級
farther 距離、 further 比喩的な距離
 

 

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

You can do it.
あなたならできるわ。

can は『できる』という意味」。それでもこの文を訳すことはできますが、この助動詞を使い切るにはまず can のイメージ(中核的な意味)を理解する必要があります。
can は表に現れているものを述べる表現ではなく、内部に秘められた・潜在しているものを述べる助動詞です。

I can speak English.
私は英語を話せます。

この文の話し手は常に英語を話しているというわけでなく。「その気になればできる」そうした能力を持っていると言っているのです。

キーセンテンスの You can do it. もポピュラーな励ましですが、「君にはそうした力が眠っている」と潜在的な能力に言及するからこそ「励まし」の意味となるのです。

a, We can rest at the top.
私たちは頂上で休めるわ

b, I can’t go any further now.
これ以上先に進めないんだ。

can は日本語の「できる」と同じ表現力があり、「能力・スキルがある」以外にも「そうした機会がある」にも使えます(a)。
否定文ならもちろん「できない」です(b).

can と近い意味を持つフレーズに be able to がありますが、通常は can が優先します。

C, I can speak English.  > I am able to speak English. 
私は英語を話せます。

d, I am able to speak five languages.
私は5つの言語を話すことができます。

can と簡単に言えるのにわざわざ be able to という必要はありません。

ただこの be able to というフレーズは、 able (<スキル・能力・機械があり>できる)があるため、「できるんだよ」と強調したいときには使うこともあります。

 

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

本日習ったことを意識しながら練習します。必ず声を出して練習しましょう。

①申し訳ありませんが、明日はお目にかかることはできません。
I’m sorry, but I can’t meet you tomorrow.

I’m sorry, but – はそのまま覚えておきましょう。

②メアリーのプレゼンテーションのあとにコーヒー休憩をとれますよ。
We can take a coffee break after Mary’s presentation.

take a breakは「休憩をとる」

③私の姉は魚のように泳げるが、私は石のようにしか泳げない。
My sister can swim like a fish, but I can only swim like a stone.

but以下は「私は泳げない」というジョーク。

 

CHECK THE POINT  ~練習問題~

日本語の意味に合うように(   )内に適切な語句を。

ケンジは100メートルを11秒で走ることが出来ます。
Kenji (     )(    )100 meters in 11 seconds.

解答 
Kenji can run 100 meters in 11 seconds.


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