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ラジオ英会話 Lesson 023 for のイメージ :範囲・その他

Lesson 023 for のイメージ :範囲・その他

レッスンのポイント

今回はとっても広く使われる意味の派生について学びましょう。

Today’s dialog

初めて相撲観戦に来たバーニーは、マリコに相撲について質問します。

Bernie: I’m so excited. I’ve always wanted to see real sumo here.

Mariko: We’re lucky to have these seats.

Bernie: Yes, we’re so close to the ring. By the way, why do the wrestlers throw salt it?

Mariko: To purify it. Sumo used to be a religious ceremony to honor the gods.

Bernie: Interesting. So, what’s the name of this small guy?

Mariko: That’s Hiroto-umi. He’s very popular.

Bernie: He’s small for a sumo wrestler.

Mariko: That’s true, but he’s very strong.

WORDS & PHRASES

purify 清める
religious 宗教的な
honor ~をたたえる

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

僕はとてもわくわくしているよ。ここで本物の相撲を見てみたいとずっと思っていたんだ。
I’m so excited. I’ve always wanted to see real sumo here.
 
私たちはこの席が取れて幸運だわ。
We’re lucky to have these seats.
 
そうだね、土俵にとても近いし。ところで、なぜ力士たちは土俵に塩をまくんだい?
Yes, we’re so close to the ring. By the way, why do the wrestlers throw salt it?
 
土俵を清めるためよ。その昔、相撲は神様に敬意を表すための宗教的儀式だったのよ。
To purify it. Sumo used to be a religious ceremony to honor the gods.
 
それは興味深いね。それで、この小柄な力士の名前は?
Interesting. So, what’s the name of this small guy?
 
それは泰斗海。とても人気があるわ。
That’s Hiroto-umi. He’s very popular.
 
力士にしては小さいね。
He’s small for a sumo wrestler.
 
そのとおりだけど、とても強いのよ。
That’s true, but he’s very strong.
 

CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~

①表現の機能は文中の位置で決まる

ここで本物の相撲を見てみたいとずっと思っていたんだ。
I’ve always wanted to see real sumo here.
 
この文のto 不定詞は、定位置を意識すればいろいろな使い方ができます。
to see real sumo(ここで本物の相撲を見る)を want の目的語位置に放り込んだのがこの文。

そしてダイアログの To purify it. という文ですが、正式には次のようになります。

It’s to purify it.

この場合当然のことながらto 不定詞は主語の説明となります。ー 「それは清めるためですよ」。

 

BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~


彼は力士にしては小さいね。
He’s small for a sumo wrestler.
 
英語初心者にはなかなか難しい使い方ですね。
これは「範囲限定」の for。「力士にしては小さい」と範囲限定を行っています。「範囲」は「注視・フォーカス」のバリエーション。「力士」を注視・フォーカスしながら「小さいね」と述べているのです。
 
「現在完了継続用法で使われる期間の for 」も、範囲限定の一例。時間的な範囲ということです。
 

私たちは30年間パートナーです。
We’ve been partners for 30 years.
 
場所的な範囲を述べることもできます。
 

次の角を右に曲がって、約100メートルまっすぐ行ってください。
Turn right at the next corner and then go straight for around 100 meters.
 
for の範囲がわかるとおなじみのフレーズ be responsible for(責任がある・担当だ)になぜ for が使われるかわかります。「~の範囲で(責任がある)」ということ。
 

製品設計を担当しています。
I’m responsible for product designs.
 
for の「注視・フォーカス」の意識は実にポピュラー。必ず身につけること。
 

昼食はパスタを食べました。
I had pasta for lunch.
 

EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~

①かなり長い期間故郷の町には戻っていないなぁ。
I haven’t been back to my hometown for quite a while.
 
for a while は「しばらくの間」。期間限定の for です。quite(かなり)がついて「かなりの長期間」。
 
②クリスは年の割には若い。
Chris is young for his age.
 
「年の割には」と for が範囲限定しています。
 
③その損害すべての責任は誰が負うべきなのか。
Who is liable for all the damage?
 
liable は「(法的)責任がある」。英語圏で日常生活するには避けて通れない単語です。いろいろな書類で目にするようです。
 

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