Lesson 038 句動詞 : 動詞と前置詞のコンビネーション
レッスンのポイント
句動詞とは基本動詞と前置詞や up、out など短い副詞を組み合わせた、日常会話で頻用されるフレーズのこと。
Today’s dialog
パーティでの服装に悩んでいるマークにサンドラがアドバイスしています。
Mark: I’ve still not decided what to wear for tonight’s party.
Sandra: How about the pink shirt I got you for your birthday?
Mark: I love that shirt, but I wrote it at the last party.
Sandra: OK. Put on your new black shirt and your white jeans, and let’s see how that looks.
Mark: Good idea.(その服に着替える) Well, what do you think?
Sandra: Perfect.
Mark: Thanks. Now, how about you? What are you going to wear?
Sandra: It’s a surprise.
Mark: I can’t wait.
英訳練習
本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。
I’ve still not decided what to wear for tonight’s party.
How about the pink shirt I got you for your birthday?
I love that shirt, but I wrote it at the last party.
OK. Put on your new black shirt and your white jeans, and let’s see how that looks.
Good idea. Well, what do you think?
Perfect.
Thanks. Now, how about you? What are you going to wear?
It’s a surprise.
I can’t wait.
CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~
①wh 語+to 不定詞
I’ve still not decided what to wear for tonight’s party.
what to wear は「何を着るべきか」。「wh 語+to 不定詞」はよく使われる重要なフレーズです。when to(いつ~すべきか)、where to(どこにすべきか)、how to(どのように~すべきか=~の仕方)など多くのコンビネーションがあります。下の文の②の which way のように「大きな wh 語」を使うことも可能です。
①Can you show me how to work this machine?
この機械の使い方を教えてくれますか?
②I don’t know which way to go.
どちらの道を行くべきかわからない。
②How about …(~はどうですか)
How about the pink shirt I got you for your birthday?
How about …は、提案・勧誘や相手に意見を求めるケースで使うことの出来る、非常に汎用性の高いフレーズです。この文は提案です。ダイアログで出てきたもう一つの文は「意見を求める」使い方です。
Now, how about you?
How about …の後ろには名詞や動詞 -ing形(動名詞)、あるいはフルセンテンスも使えます。とる形もいろいろで大変便利なフレーズです。
BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~
Put on your new black shirt and your white jeans.
put on は「身につける」という動作。前置詞は「基本動詞+前置詞・副詞」が1つの動詞として機能する「句動詞(phrasal verb)」でしばしば登場します。句動詞は単体の難しい動詞よりも気楽でわかりやすいため、会話で多用されます。
句動詞は単体の難しい動詞よりも気楽でわかりやすいため、会話で多用されます。postpone(延期する)より put off、ascertain(突き止める)より find out が日常優先です。
句動詞にはいくつかのタイプがあります。
句動詞全体が目的語をとらないもの
He didn’t show up for the meeting.(彼はミーティングに現れなかった。)
句動詞が目的語をとるもの
I ran into an old friend of mine.(私は古い友人にばったり会った。)
句動詞が目的語をとり分離可能なもの
キーセンテンスの put on は分離可能です。(代)名詞が使われる場合必ず分離して使われます。
次の例では put とon の間に it が入っています。
Put it on.(それを着なさい。)
EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~
Are you looking for anything in particular, madam?
look for はまとまって目的語をとる句動詞。anything in particular は「何か特に」。まとめて覚えましょう。
The peace talks have broken down once again.
break down は「壊れる・失敗する」。目的語をとらないパターンで使われています。
We had put off the party we had planned for Kate’s birthday, as she caught the flu.
長い文ですが、形は単純。put the party off(パーティーを延期する)ということ。put off は分離型の句動詞。「パーティーが off するように put する」ということ。ここでは間に長いフレーズが入るため put off となっています。as は理由を表す「軽い」接続詞。気軽にちょこっと理由をつけてください。