Lesson 233 英語固有のリズム:説明ルール②
レッスンのポイント
「説明ルール」の例をさらに眺めていきましょう。「後ろに置く」ただそれだけです。
Today’s dialog
バッグを奪われたジェーンが警官に助けを求めます。
Jane: Officer, help me!
Officer: What happened, ma’am?
Jane: Someone stole my bag. I had cash, credit cards, everything in the bag. What should I do?
Officer: Calm down, ma’am. Could you describe the person?
Jane: Yes, of course. He was a tall man wearing a black T-shirt and jeans.
Officer: About how old was he?
Jane: I’d say he was in his 30s.
Officer: I see. Well, I’ll do my best to find him, but it could be difficult.
Jane: Oh, look! That’s the man who stole my bag!
Officer: OK. Stay here, ma’am. I’ll catch him.
英訳練習
本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。
WORDS & PHRASES
ma’am 女性一般に対する丁寧な呼びかけ
calm down 落ち着く
describe 説明する、表現する
I’d say 私の考えでは~、たぶん~
For Deeper Understanding ~より深い理解へ~
He was a tall man (彼は背の高い男だった)と大切なことを言い切ってから、その詳しい説明を動詞 -ing 形で展開しています。
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~
関係代名詞の文が出てきました。この文では先行詞の後ろの節に空所(□)があり、先行詞と組み合わせることによって、修飾が行われるのでしたね。関係代名詞については十分細部に至るまで学んできましたが、大切なのは「主語が空所になったときには who、that などの関係代名詞を使わなくてはならない」などといった細かな話ではありません。「説明は後ろに並べる」という意識こそが大切なのです。「私のバッグをとった男」という日本語語順を忘れ、まず That’s the man …(あれがその男なのよ)と、反射的に the man を先出しできるかどうかが重要なのです。
キーセンテンスと次の2つの文を繰り返し、「同じ意識で」音読してください。複雑さの差こそあれ、すべて同じ説明の意識が流れています。
GRAMMAR IN ACTION ~文法の実践~
名詞を後ろから説明する練習です。
空所は関係代名詞の主語位置にあります。who □inspired me most ですね。inspire は「息を吹き込む」から、「奮い立たせる、着想を与える」などの意味で使われる動詞です。
関係代名詞の非制限用法です。
tip-off (密告、内報)の内容を that 以下がフルセンテンスで説明しています。
CHECK THE POINT ~練習問題~
にほんブログ村 |
コメント