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ラジオ英会話 Lesson 039 前置詞句はカタマリで動かす

Lesson 039 前置詞句はカタマリで動かす

レッスンのポイント

前置詞学習の最終回です。最終回は前置詞を中心とする前置詞句の話です。

Today’s dialog

台湾の夜市にやってきたネイサンとサブリナは、地元で有名な「臭豆腐」を試してみます。

Nathan: So we finally got to eat in a Taiwanese night market.

Sabrina: Yes, Taipei is a food paradise. I want to try the “stinky tofu.”

Nathan: Stinky tofu? It doesn’t sound so good to me.

Sabrina: Come on, Nathan. You have to be more adventurous.

Nathan: OK, I’ll try it. Hmm… It’s actually quite tasty.

Sabrina: I told you.

Nathan: Right. This is on me.

Sabrina: Thanks a lot.

Nathan: Oh, no! Where’s my wallet? It was in my jacket pocket.

Sabrina: Look. It’s under the table.

Nathan: Thank goodness!

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

さあ、僕たちはついに台湾の夜市で食事ができるね。
So we finally got to eat in a Taiwanese night market.
 
ええ、台北は食の楽園なのよ。私、「臭豆腐」を試してみたいわ。
Yes, Taipei is a food paradise. I want to try the “stinky tofu.”
 
臭豆腐だって? 僕にはあまりおいしそうには聞こえないけど。
Stinky tofu? It doesn’t sound so good to me.
 
何言ってるの、ネイサン。あなたはもっと冒険的になるべきよ。
Come on, Nathan. You have to be more adventurous.
 
わかった、食べてみるよ。おや、以外だけど、とてもおいしいね。
OK, I’ll try it. Hmm… It’s actually quite tasty.
 
そう言ったじゃない。
I told you.
 
まったくだ。これは僕がおごるよ。
Right. This is on me.
 
どうもありがとう。
Thanks a lot.
 
おや、大変だ! 僕の財布はどこに行ったんだろう? 上着のポケットに入れておいたんだけど。
Oh, no! Where’s my wallet? It was in my jacket pocket.
 
ほら見て。テーブルの下に落ちているわよ。
Look. It’s under the table.
 
ああ、よかった!
Thank goodness!
 

CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~

①会話に役立つ英語学習は「覚えること」

これは僕がおごるよ。
This is on me.
 
この講座で必ず英会話ができるようになるために、講師からのお願いは「徹底した英文の音読・暗記を心がけてください」ということ。
英文の覚え方にはコツがあります。「覚える前に理解すること」。理解せず、日本語訳を頼りに丸暗記した文はその場限り。すぐに頭から抜けてしまいます。
この This is on me. を例に取れば「この on は圧力の on。自分に負担が掛かってくる気持ちで使われているんだな」と理解すれば、もう忘れたりしないようです。
 

BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~

It’s under the table.
 
前置詞は名詞を伴い「前置詞句」というパッケージを作ります。この文は be 動詞を使った説明型。説明語句の位置に under the table というパッケージが放り込まれています。
 
わざわざこうした当たり前なことを言うのは、学習者の中には – 日本語の助詞からの類推でしょうか – 前置詞が「つなぎ言葉」だと感じている人がいるからです。
 
I studied English in the morning.
 
この文で in は studied English と the morning をつないでいるわけではありません。in the morning. というパッケージごと studied English の後ろに並べ説明しています。
 
英語は配置の言葉。文の位置によって役割を与えられます。キーセンテンスは前置詞句パッケージを説明語句の位置に置いたから説明語句。名詞の前に置けば「指定ルール」により名詞を指定する形容詞の働き(①)、文末なら「説明ルール」により場所説明の副詞(②)。
 
①under-the-table dealings  裏取引
②I put the parcel under the table. 小包をテーブルの下に置いた。
 
前置詞句はまとめてパッケージとして動かすことを意識しましょう。主語の位置に置けば主語にもなります。
 
Under the table is our cat’s favorite sleeping place.
 
テーブルの下が、私たちのネコが寝るお気にいりの場所なんです。
 

EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~

The guy in the red sports car is a famous actor.
 
前置詞句 in the red sports car が the guy の後ろに置かれ、その説明となっています。「説明ルール」の形です。
 
He fixed the broken vase with glue.
 
with glue を動詞句 fixed the broken vase の後ろに置き、その説明をしています。
 
With all due respect, I have to disagree with you.
 
with all due respect は「それはごもっともですが・失礼ながら」。Lesson 029のダイアログに出てきた表現。この前置詞句が文頭にあるのは、「指定ルール」(指定は前に置く)に従っているから。
 

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