Lesson 039 前置詞句はカタマリで動かす
レッスンのポイント
前置詞学習の最終回です。最終回は前置詞を中心とする前置詞句の話です。
Today’s dialog
台湾の夜市にやってきたネイサンとサブリナは、地元で有名な「臭豆腐」を試してみます。
Nathan: So we finally got to eat in a Taiwanese night market.
Sabrina: Yes, Taipei is a food paradise. I want to try the “stinky tofu.”
Nathan: Stinky tofu? It doesn’t sound so good to me.
Sabrina: Come on, Nathan. You have to be more adventurous.
Nathan: OK, I’ll try it. Hmm… It’s actually quite tasty.
Sabrina: I told you.
Nathan: Right. This is on me.
Sabrina: Thanks a lot.
Nathan: Oh, no! Where’s my wallet? It was in my jacket pocket.
Sabrina: Look. It’s under the table.
Nathan: Thank goodness!
英訳練習
本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。
CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~
①会話に役立つ英語学習は「覚えること」
この講座で必ず英会話ができるようになるために、講師からのお願いは「徹底した英文の音読・暗記を心がけてください」ということ。
英文の覚え方にはコツがあります。「覚える前に理解すること」。理解せず、日本語訳を頼りに丸暗記した文はその場限り。すぐに頭から抜けてしまいます。
この This is on me. を例に取れば「この on は圧力の on。自分に負担が掛かってくる気持ちで使われているんだな」と理解すれば、もう忘れたりしないようです。
英文の覚え方にはコツがあります。「覚える前に理解すること」。理解せず、日本語訳を頼りに丸暗記した文はその場限り。すぐに頭から抜けてしまいます。
この This is on me. を例に取れば「この on は圧力の on。自分に負担が掛かってくる気持ちで使われているんだな」と理解すれば、もう忘れたりしないようです。
BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~
前置詞は名詞を伴い「前置詞句」というパッケージを作ります。この文は be 動詞を使った説明型。説明語句の位置に under the table というパッケージが放り込まれています。
わざわざこうした当たり前なことを言うのは、学習者の中には – 日本語の助詞からの類推でしょうか – 前置詞が「つなぎ言葉」だと感じている人がいるからです。
I studied English in the morning.
この文で in は studied English と the morning をつないでいるわけではありません。in the morning. というパッケージごと studied English の後ろに並べ説明しています。
英語は配置の言葉。文の位置によって役割を与えられます。キーセンテンスは前置詞句パッケージを説明語句の位置に置いたから説明語句。名詞の前に置けば「指定ルール」により名詞を指定する形容詞の働き(①)、文末なら「説明ルール」により場所説明の副詞(②)。
①under-the-table dealings 裏取引
②I put the parcel under the table. 小包をテーブルの下に置いた。
②I put the parcel under the table. 小包をテーブルの下に置いた。
前置詞句はまとめてパッケージとして動かすことを意識しましょう。主語の位置に置けば主語にもなります。
Under the table is our cat’s favorite sleeping place.
テーブルの下が、私たちのネコが寝るお気にいりの場所なんです。
テーブルの下が、私たちのネコが寝るお気にいりの場所なんです。
EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~
前置詞句 in the red sports car が the guy の後ろに置かれ、その説明となっています。「説明ルール」の形です。
with glue を動詞句 fixed the broken vase の後ろに置き、その説明をしています。
with all due respect は「それはごもっともですが・失礼ながら」。Lesson 029のダイアログに出てきた表現。この前置詞句が文頭にあるのは、「指定ルール」(指定は前に置く)に従っているから。
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