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「行ってきたところ」を英語で表現するには

グーグルの翻訳サイトがヤバイと紹介されていました。

このサイトからの引用ですが

Googleの発表によると、NMT搭載の新しいGoogle翻訳は、これまで分節ごとに区切って翻訳していたのを改め、文章全体をみて翻訳作業を実行するようになったとのこと。つまり文脈を理解した上で訳すことで、そのときによって微妙に意味が変化する単語を適切な言葉で表現できるようになったと言えそうです。

さらにニューラルネットワークを使う利点として、「エンドツーエンドで学習し続ける」ことが挙げられます。これによってGoogle翻訳は今後、使えば使うほど精度が向上していくとのこと。

確かにいろんなところで評判が高く優秀なようです。

もちろん、所詮は機械ですから100%完璧ではなくて「手直し」も必要ですから
これに頼りきっているとダメですが・・・

で、そんなに優秀なら、やっぱり試したくなるのが暇人の私です。
さっそく試してみました。

私は映画館へ行ってきたところだ。

これを英訳すると、という問題が手元にあったので
自分で考えてみると

I just went to the cinema.
かなあ・・・それとも現在完了型を使って

I have gone to thae cinema.
かなあと悩んでいたのでグーグルの翻訳サイトで試してみると
出てきた答えが

I have been to the cinema.

そうなんです。
思い出しました。

/ gone / と / been /の違いを・・

だからグーグルの翻訳サイトの優秀さを立証したようなことになってしまったけど、本当は今日書きたかったことは、/ gone / と / been /の違いのことなんです。

English Grammar in Use という辞書にはこう書いてあります。

・Jim is on holiday. He has gone to Italy.
・Jane is back home now. She has been to Italy.

上の文章ではJimは Italy に行ってしまって「今ここにいない」けど
下の文章のJane Italy に行ったけど「今はすでに家にいる」ことです。

これが “have been” と “have gone” の違いなんですね。。。

行ったけど帰ってきている時は“have been”で
行っちゃったまま、の時は “have gone” って確かに習いましたね。

だから、相方が夜遅く帰宅して、「どこへ行ってきたの?」と問い詰める時は

Where have you been? なんですね。

しかし一番初めの
私は映画館へ行ってきたところだ。
I have been to the cinema.

は映画館へ行ったことがある、とも訳せます。

“have been (to) ?” は「~に行ったことがある」と「~に行ってきたところ」のどちらの意味にもなります。
ですから、「行ってきたところだ」を強調するには just を付けて

I have just been to the cinema.

とすれば完璧ですね。

「行ってきたところ」を表現したい時はいろいろあります。

偶然、街中で知り合いに会ったときに

「なにしてたの」
Hey, what are you doing?

「駅へ行ってきたところ」
I have just been to the station.

と軽く言えるようになりたいですね。

そういえば“have been”を使うフレーズで初めて憶えた言葉はこれでした。

あなたは外国へこれまで行ったことがありますか?
Have you ever been to a foreign country?

大きな声で、 Yes, I have been to…. といっぱいの国の名を言いたいですね(^^;

 

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