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ラジオ英会話 Lesson 121 to不定詞① 主語位置に置かれたto不定詞

ラジオ英会話 Lesson 121 to不定詞① 主語位置に置かれたto不定詞

レッスンのポイント

to 不定詞・動詞-ing形は文中に置かれる場所によって、主語・目的語・修飾語句と、さまざまな役割を果たします。まずは主語位置に置かれた to 不定詞から。

アーヴィング先生は昼食をひとりでとっているマサトに声をかけ、友達作りに苦労しているマサトに読書クラブに入ることを勧めます。

 

Ms. Irving: Hi, Masato. You’re having lunch by yourself today?

Masato: Since I came to this school, I’ve always had lunch alone. To make new friends is not so easy.

Ms. Irving: Yes, that’s true. It takes time to make new friends.

Masato: What can I do, Ms. Irving?

Ms. Irving: How about joining our book club?

Masato: Oh, I don’t like reading very much.

Ms. Irving: No problem. We watch a lot of movies as well.

Masato: That sounds fun.

Ms. Irving: There’s a meeting at 4:00 today. Why don’t you join us?

Masato: OK. Thanks, Ms. Irving. I’ll be there.

 

アーヴィング先生: こんにちは、マサト。今日、あなたはひとりでランチを食べているのね?

マサト: 僕はこの学校に来てから、いつもひとりでランチを食べているんです。新しい友達を作るということは、そんなに簡単なことではないのです。

アーヴィング先生: ええ、そうね。新しい友達を作るには時間がかかるわ。

マサト: どうすればいいんでしょうか、アーヴィング先生?

アーヴィング先生: 私たちの読書クラブに入ってはどう?

マサト: ああ、僕は読書があまり好きじゃないんです。

アーヴィング先生: 大丈夫。映画もたくさん見るわよ。

マサト: それは楽しそうですね。

アーヴィング先生: 今日の4時に集会があるの。参加したらどう?

マサト: 分かりました。ありがとうございます、アーヴィング先生。出席します。

 

WORDS & PHRASES

How about –ing? ~(するのは)どうですか?
book club  読書クラブ

 

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

KEY SENTENCE
To make new friends is not so easy.
新しい友達を作るのはそれほど簡単なことではない。

「to+動詞原形~」からなる、ひとまとまりのフレーズが「to 不定詞」です。動詞を中心とする、「~する・~である」というパッケージとして意識してください。文中に置かれる場所によって主語や目的語、修飾語にもなる自由度の高いフレーズです。

この文で to 不定詞は be 動詞の前、主語の位置にあるため主語「新しい友達を作ることは」となります。

I want to make new friends. 【 目的語 】
新しい友達を作りたい。 

What’s the best way to make new friends? 【 修飾語 】
新しい友達を作る最善の方法は?  形容詞的用法、名詞を修飾

I joined a tennis club to make new friends.  【 修飾語 】
新しい友達を作るためにテニス部に入った。 動詞を修飾

主語位置 to 不定詞は「~することはぁぁ」と大上段に構えた一般論や「(これから)~することは」と述べる際に好んで使われます。ただ、英語ではあまり好まれない頭でっかちの文になるため、次の it … to ~の形の方が良く使われます。

KEY SENTENCE
It takes time to make new friends.
新しい友達を作るのは時間がかかるんだよ。

これは「先送り」の形。まず頭に浮かんだ状況を it で「受け」、「時間がかかるんだよ」と文を始めます。それでは何に時間がかかるのか分からないため、to 不定詞で追いかけて説明─「新しい友達を作るのが」。説明ルール(説明は後ろに置く)の文です。

 

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

本日習ったことを意識しながら練習します。必ず声を出して練習しましょう。

①保険をかけずに旅行に行くのは決して賢明ではない。
To travel without insurance is never advisable.

= It’s never advisable to travel without insurance.
advisable は、 recommendable でも使える。

②図書館でのおしゃべりは禁止されています。
To talk in the library is prohibited.

prohibited は「~を禁止する」。その受動態が使われています。

③この段階であきらめることはまったく選択肢にはない。
To give up at this stage is simply not an option.

simply は not とコンビネーションで「まったく~ない」。強調語です。
option は「選択肢」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

英語を学ぶことは、それほど難しいことではありません。

答  
To learn English is not so difficult.


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