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ラジオ英会話 Lesson 197 複雑な関係詞節による修飾

Lesson 197 複雑な関係詞節による修飾

レッスンのポイント

今日はチャレンジ!関係代名詞・関係副詞による修飾をマスターする基本は「空所」にありました。

Today’s dialog

トレバーが手に怪我をしているのを見て、マリアが話しかけます。

Maria: Hi, Trevor. What happened to your hand?

Trevor: Oh, this? I got a small cut. It’s nothing serious.

Maria: How did you do that?

Trevor: It’s a long story, but we couldn’t get into our house. So I climbed onto the veranda and went in through an open window. That’s where I cut myself.

Maria: Did you lose your keys?

Trevor: Well, my mother thought I lost them. But as it turned out, the keys that my mother thought I lost were in her bag.

Maria: Oh, no!

Trevor: My mother feels bad about it, so she’s taking me to my favorite restaurant tonight.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

こんにちは、トレバー。あなたのその手はどうしたの?
Hi, Trevor. What happened to your hand?

ああ、これかい?少し切ったんだ。大したことはないよ。
Oh, this? I got a small cut. It’s nothing serious.

どうしてそうなったの?
How did you do that?

話せば長くなるけど、僕たちは家に入れなくてね。そこで、僕はベランダによじ登って、開いていた窓から中に入ったんだ。そこで切ってしまったんだよ。
It’s a long story, but we couldn’t get into our house. So I climbed onto the veranda and went in through an open window. That’s where I cut myself.

鍵をなくしたの?
Did you lose your keys?

ええとね、母さんは僕がなくしたと思ったのさ。でも、後で分かったことだけど、僕がなくしたと思っていた鍵は、母さんのバッグの中にあったんだ。
Well, my mother thought I lost them. But as it turned out, the keys that my mother thought I lost were in her bag.

あら、そんな!
Oh, no!

母さんはそのことを悪かったと感じているから、今夜、僕のお気に入りのレストランに連れていってくれることになっているんだ。
My mother feels bad about it, so she’s taking me to my favorite restaurant tonight.

WORDS & PHRASES

as it turned out   結局のところ、後で分かったことだが
feel bad about   ~を心苦しく思う、後悔する

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

大したことはないよ。
It’s nothing serious.

-thing で終わる単語は後ろから説明。「何でもない」と言い切ってから「深刻なことはね」。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


僕がなくしたと母さんが思っていた鍵は、母さんのバッグの中にありました。
The keys that my mother thought I lost were in her bag.

関係代名詞・関係副詞による修飾のポイントは「空所」を操作する能力です。この文の空所は thought の内容を示す I lost の後ろ。lost の目的語です。「私の母親が私が~をなくしたと思っていた」です。先行詞と空所を結びつければ「私の母親が私がなくしたと思っていた鍵」となります。wh 疑問文でも同じような練習をやりましたね。wh 語を上手に使うための共通のテクニック。しっかりと鍛えておきましょう。

次の文はどうでしょうか。


私がパーティーに本当に来てもらいたかった人々は来ることができません。
The people I really wanted to be at my party can’t come.

want A to ~「Aに~してもらいたい」(to 不定詞を使った目的語説明型)という形が分かっていれば、すぐに理解出来ます。空所は wanted の後ろ。先行詞 the people と組み合わせれば、「私が本当に来てもらいたかった人々」。


僕は携帯電話をなくしたかもしれないと思った場所を全部探したけど、無駄に終わった。
I searched every place where I thought I might have left my cell phone, but in vain.

every place は I thought I might have left my cell phone の場所と組み合わされています。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

複雑な関係詞節の修飾に挑戦です!

①警察が持っていると思っていた水も漏らさぬ証拠は使い物にならないことが分かった。
The watertight evidence that the police thought they had turned out to be useless.

「水も漏らさぬ、完璧な」は watertight 。the watertight evidence とまず述べてから説明します。the police thought they had □(彼らが持っていると思っていた)と had の後ろに空所を作れば完成です。turn out to be … は「~と判明する」。

②私のチームに参加できると思っていた選手たちは全員空いていなかった。
The players I hoped could join my team were all unavailable.

the players を説明していきます。hoped(望んだ)の内容を述べる節 could join my team (私のチームに参加できる)の主語位置に空所を置けば、「私のチームに参加できると思っていた選手たち」の出来上がり。available は「利用可能な」。それに un- がついて「利用できない=空いていない」。

③私の祖父が働いていた会社の名前を思い出せないよ。
I can’t remember the name of the company where my grandfather worked.

the company を where my grandfather worked が説明。「その会社で祖父が働いていた」と、the company が副詞として働いていることに注意。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

これはケンが凄いと言っている映画です。
This is the movie that Ken says is awesome.

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