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ラジオ英会話 Lesson 208 wish を使った仮定法

Lesson 208 wish を使った仮定法

レッスンのポイント

今回は wish を使った仮定法です。

Today’s dialog

デイジーとヒューゴの仲を、テッサがヒューゴに事情を尋ねます。

Tessa: What happened with you and Daisy yesterday? She was upset with you after the club meeting.

Hugo: Oh, I don’t know. I guess she thinks I don’t take my club responsibilities seriously enough.

Tessa: Don’t you?

Hugo: I think I do, but she has a different opinion.

Tessa: Did you talk to her after that?

Hugo: No, I sent her an angry email message. I wish I had been kinder to her. Now she isn’t talking to me.

Tessa: Well, I’m sure everything will be all right. You know what they say. Time heals all wounds.

Hugo: I hope so.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

昨日、あなたとデイジーの間に何があったの?彼女はクラブのミーティングの後で、あなたに腹を立てていたけど。
What happened with you and Daisy yesterday? She was upset with you after the club meeting.

さあ、どうしてだろう。たぶん、彼女は僕がクラブでの責任を真面目に受け止めていないと思っているんだろう。
Oh, I don’t know. I guess she thinks I don’t take my club responsibilities seriously enough.

そうなの?
Don’t you?

僕は真面目に考えていると思っているけど、彼女は別の見方をしているんだ。
I think I do, but she has a different opinion.

その後で彼女と話をしたの?
Did you talk to her after that?

いや、僕は彼女に怒りのメールを送ったんだ。でも、もう少し彼女に優しくすればよかったと後悔しているよ。今は、彼女は僕に口を利こうとしないんだ。
No, I sent her an angry email message. I wish I had been kinder to her. Now she isn’t talking to me.

でも、きっとすべて丸く収まると思うわ。ほら、よく言うでしょう。何事も時間が解決してくれるって。
Well, I’m sure everything will be all right. You know what they say. Time heals all wounds.

そうだといいけど。
I hope so.

WORDS & PHRASES

responsibility  責任、義務
seriously  真面目に、本気で
time heals all wounds.  時が全ての傷を癒やす。=何事も時が解決してくれる

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

僕はクラブでの責任を真面目に受け止めていない。
… I don’t take my club responsibilities seriously enough.

take は「取る」。何かを手に取り、自分のところへ引きつける動作 – それが take のイメージ。ここから take には「(そうしたものとして)受け取る」と心理を表す使い方が生じます。「真面目に考えてはいない」ということです。

ほら、よく言うでしょう。
You know what they say.

what they say(彼らが言うこと)は「世間一般によく言われること」という意味で使われています。まとめて覚えましょう。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


彼女にもっと親切にしていたらなぁ。
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I wish I had been kinder to her.

wish は「(~であればいいのにと)願う・望む」という動詞。この動詞に後続する節は常に仮定法です。過去の状況に対する反事実の仮定は、バックシフトして過去完了形にします。

次に「(今)~だったらなぁ」という文を作ってみましょう。


もっとお金持ちだったらなぁ。
I wish I were richer.


幸運を祈ります。
I wish you luck.


クリスマスおめでとう。
I wish you a Merry Christmas.


校長への面会をお望みなら、事前のお約束をお願いいたします。
If you wish to see the school principal, please make an appointment.

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

wish に仮定法を伴う節をつなげる。この感覚を練習しておきましょう。

①日本語を話すのがもっとうまかったらなぁ。
I wish I spoke Japanese more fluently.

現在の状況についての仮定法。バックシフトで speak を spoke へ。

②もっと暖かい服を何枚か持ってきたらよかったなぁ。
I wish I spoke Japanese more fluently.

過去に対する「~したらよかった」。wish の後ろに過去完了形を続けましょう。

③先生方(の仰ること)にもっと注意を払っておけばよかったなぁ。
I wish I had paid more attention to my teachers.

こちらも過去の状況に対する、反事実の想定です。had paid と過去完了形となります。pay attention は「注意を払う」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

お腹が痛い。(実際には食べたのだが)あんなにたくさんチョコレートを食べなければよかった!
I have a stomachache. I wish I hadn’t eaten so much.

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