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ラジオ英会話 Lesson 211 if 節を伴わない仮定法②

Lesson 211 if 節を伴わない仮定法②

レッスンのポイント

if 節を伴わない仮定法、続きです。しっかり学習して気軽に仮定法と向き合いましょう。

Today’s dialog

大学の卒業式でタミーとグレッグが話をしています。

Tammy: So many people are here today. You look funny in a graduation cap and gown.

Greg: Thanks. You look funny, too. Look at this program. It says “Commencement Exercises,” not “Graduations Ceremony.”

Tammy: Yes, it’s a more formal way of saying the same thing.

Greg: Why is it called “commencement”?

Tammy: “Commencement” means starting something. So, our graduation is the start of our adult lives, not just the end of our college days.

Greg: Yes, I’m looking forward to starting my career in the real world. And I really have to thank my parents. Without their support, I couldn’t have graduated.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

今日はとてもたくさんのひとがいるわね。あなたが卒業式用の帽子とガウンを着けていると、変に見えるわ。
So many people are here today. You look funny in a graduation cap and gown.

ありがとう。君だって変に見えるよ。このプログラムを見てごらん。「Graduation Ceremony」じゃなくて「Commencement Exercises」と書いてあるけど。
Thanks. You look funny, too. Look at this program. It says “Commencement Exercises,” not “Graduations Ceremony.”

ええ、それは同じことの、より儀礼的な言い方よ。
Yes, it’s a more formal way of saying the same thing.

なぜ「Commencement」と呼ばれるんだろう?
Why is it called “commencement”?

「Commencement」とは何かを始めるという意味よ。だから、私たちの卒業は、大人としての生活の始まりなのよ。単に大学時代の終わりというだけじゃなくてね。
“Commencement” means starting something. So, our graduation is the start of our adult lives, not just the end of our college days.

ああ、僕は実社会で仕事を始めることが楽しみなんだ。それから、僕は本当に両親に感謝しなければね。両親の支援がなかったら、卒業できなかっただろうからね。
Yes, I’m looking forward to starting my career in the real world. And I really have to thank my parents. Without their support, I couldn’t have graduated.

WORDS & PHRASES

Commencement  開始、学位授与式
exercises  式、式典

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

ええ、それは同じことの、より儀礼的な言い方よ。
Yes, it’s a more formal way of saying the same thing.

formal は「正式の・儀礼的な」。of の使い方に注意。この単語は「~の」ではなく、前の表現を「名詞で説明する」ためのものと考えてください。極端に意味の薄い前置詞なのです。a more formal way と言い切った後、その説明「同じことを言う、ね」を展開しています。

僕は実社会で仕事を始めることが楽しみなんだ。
I’m looking forward to starting my career in the real world.

look forward to は「~を楽しみにする」。look forward to the concert のように名詞が来ることもあります。つまり to は(to 不定詞ではなく)前置詞。「~することを」と続けるときには動詞 -ing 形となります。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


彼ら(両親)の支援がなかったら、卒業できなかっただろう。
Without their support, I couldn’t have graduated.

if 節が使われない仮定法の文です。
couldn’t have が仮定法の結び「~できなかっただろうなぁ」だからです。without their support は「もし彼らの助けがなければ」と事実に反する仮定として機能しています。実際には援助があり卒業できたということですね。

without ~と同様の「~がなかったら」を表すフレーズには次の but for もあります。


君の励ましがなかったら、ずいぶん前にあきらめただろう。
But for your encouragement, I would have given up a long time ago.
前後の文脈から、何が仮定されているのかが容易に類推できるときにも if 節は使われません。

A: Yukari looked so confident on stage.
ユカリはステージで自信たっぷりに見えたよ。

B: Yeah. I would have been a nervous wreck!
うん、僕なら精神的に参っていたところだよ!

Bの発言には If I were her(もし僕がユカリだったら)が隠れています。わざわざ言わなくても通じる – だから if 節が省略されるのです。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

if 節を使わない仮定法に慣れていきましょう。

①クラウドファンディングがなかったら、僕はビジネスを始めることはできなかったよ。
Without crowdfunding, I could never have started my business.

crowdfunding はインターネットを通して広く一般から資金を調達する方法です。「それができなかったら」と反事実の仮定を置いているため、could never have(できなかっただろうなぁ)と仮定法で結んでいるのです。

②電車の遅れがなければ、間に合ったのに。
But for the train delay, I would have made it on time.

make it on time は「時間に間に合う」。make it には「うまくいく・やり遂げる」のニュアンスがあります。make には「(力を入れて)作り上げる」イメージがあるからですよ。

③(友人がパーティの食事を全部自分で準備したと聞いて)すごい!私なら3~4人手伝ってくれる人が必要だったわ、少なくともね!
Amazing! I would have needed three of four helpers – at least!

最後に at least(少なくとも)をつけることによってコミカルな文となっています。「私だったら」という反事実の想定が文脈から明らかですから if 節は必要ありません。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

君の助けがなかったら、ずいぶん前にあきらめていただろう。
But for your help, I would have given up a long time ago.

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