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ラジオ英会話 Lesson 234 英語固有のリズム:指定ルール①

Lesson 234 英語固有のリズム:指定ルール①

レッスンのポイント

英語のリズムを形づくるもうひとつの重要原則「指定ルール」に話を進めましょう。

Today’s dialog

バートとアリスが出会い、お互いに自己紹介をします。

Burt: Hi, there. I’ve seen you here before. What’s your name?

Alice: Alice.

Burt: Hi, Alice. My name’s Burt. It’s nice to see you again. Do you come here after work?

Alice: Yes, I work for a pharmaceutical company not too far from here.

Burt: Oh, I think I know that place. It’s a big orange building.

Alice: That’s the one.

Burt: I thought you were a college student.

Alice: Well, actually, I’m a student. On the weekends, I take management classes for my MBA program.

Burt: Oh, excellent.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

こんにちは。僕は前にも、あなたをここでお見かけしたことがありますよ。お名前は?
Hi, there. I’ve seen you here before. What’s your name?
 
アリスです。
Alice.
 
こんにちは、アリス。僕はバートです。また会えて嬉しいです。ここには仕事の後で来るんですか。
Hi, Alice. My name’s Burt. It’s nice to see you again. Do you come here after work?
 
ええ、ここからあまり遠くないところにある製薬会社で働いています。
Yes, I work for a pharmaceutical company not too far from here.
 
おや、その場所なら僕も知っていると思います。オレンジ色の大きなビルですよね。
Oh, I think I know that place. It’s a big orange building.
 
それがそうです。
That’s the one.
 
あなたは大学生なのかと思っていました。
I thought you were a college student.
 
ええ、実は学生なんです。週末にMBAコースの経営学の講義を受けているんです。
Well, actually, I’m a student. On the weekends, I take management classes for my MBA program.
 
ああ、素晴らしい。
Oh, excellent.
 

WORDS & PHRASES

pharmaceutical 薬学の
MBA 経営学修士
excellent 素晴らしい

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

僕は前にも、あなたをここでお見かけしたことがありますよ。
I’ve seen you here before.
 
現在完了経験用法。「~したことがある」です。この程度の文はすぐ口にすることができるようになりましょう。
 

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


私は学生です。
I am a student.
 
なぜ a student という語順であり(×)student a とはならないのでしょうか。─それは英語が「指定の意味合いの語句は前に置く:指定ルール」を原則とするからです。a、the、some、any など限定詞は次に来る名詞がどんなものなのかをあらかじめ指定する言葉。a は「ほかにもあるひとつ」、the は「ひとつに決まるような」といった具合です。
 
次の各例も語順どおり意識しなければなりません。。
 

彼はとても背が高い。
He is very tall.
 

ふだん7時ごろ起床します。
I usually get up around seven.
 

僕は赤いセーターを買ったよ。
I bought a red sweater.
 

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

語順どおり、文を紡いでみましょう。語順どおり口から出したかどうかが重要です。

①背が高くて、浅黒い、ハンサムなイタリア人にテニスクラブで会いました。その人は有名な映画俳優だったんですよ!
I met a tall, dark, handsome Italian at my tennis club. The guy turned out to be a famous movie star!
 
最初の文で a tall … Italian が導入されています。その人を中心に次の文を構成するため The の使用は、ほぼ自動で出てきます。 guy が決まっていて the の順番ではなく、the guy の順番であること。この順番をしっかりと意識しましょう。
 
②この大学に入るのは本当に難しいんだよ。
It is incredibly difficult to get into this university.
 
常に語順どおり口から出すこと。まず「本当に難しいんだよ」、それから「大学に入るのは、ね」。incredibly(信じ難いほど)が difficult の前に出ているは「レベル指定」だからです。
 
③私の母はめったに癇癪を起こさない。
My mom hardly ever loses her temper.
 
hardly ever (めったに~ない)はまとめて覚えましょう。loses one’s temper は「カッとなる」ということ。こちらもまとめて覚えましょう。
 

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

私はアルバイトを探す必要がある。
I need to find a part-time job.
 

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