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ラジオ英会話 Lesson 037 under : 「未完成」に注意する

Lesson 037 under : 「未完成」に注意する

レッスンのポイント

under は「~の下」。簡単ですね。でもこの前置詞には変わった使い方があるのです。それは「未完成」。

Today’s dialog

ギルは、すばらしくきれいに日焼けをしているスティーブと会います。

Gill: Hi, Steve. Wow, you have a great tan! I guess you really enjoyed your holiday in Greece.

Steve: Yes. Overall, it was wonderful.

Gill: Overall?

Steve: Yes. I mean the weather was fantastic, the people were really friendly and helpful, and the food was delicious.

Gill: So what was the problem?

Steve: Well, the hotel didn’t tell us that there was a new wing under construction.

Gill: Oh, no! So it was very noisy?

Steve: Exactly. From 8 a.m. to 6 p.m. every day.

Gill: That’s too bad.

WORDS & PHRASES

tan  日焼け(した肌の色)
guess   ~ではないかと思う
Overall   全般的に見れば
I mean …  つまり~
Wing  (建物の)翼棟
under construction   建設中で
too bad  残念な、お気の毒な

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

こんにちは、スティーブ。わあ、あなたは見事な日焼けをしているわね! ギリシャでの休暇をとても楽しんだようね。
Hi, Steve. Wow, you have a great tan! I guess you really enjoyed your holiday in Greece.
 
はい。全体としてみればすばらしかったです。
Yes. Overall, it was wonderful.
 
全体として?
Overall?
 
ええ。つまり、天気は素晴らしかったし、人々はとても友好的で親切で、それに食べ物はおいしかったです。
Yes. I mean the weather was fantastic, the people were really friendly and helpful, and the food was delicious.
 
だったら何が問題だったの?
So what was the problem?
 
それが、そのホテルは新館が建設中だってことを僕たちに知らせてくれなかったんです。
Well, the hotel didn’t tell us that there was a new wing under construction.
 
ああ、そんな! だから、騒音がとてもひどかったのね。
Oh, no! So it was very noisy?
 
そのとおりです。毎日午前8時から午後6時までね。
Exactly. From 8 a.m. to 6 p.m. every day.
 
それはお気の毒に。
That’s too bad.
 

CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~

①リポート文に慣れる

ギリシャでの休暇をとても楽しんだようね。
I guess you really enjoyed your holiday in Greece.
 
この文では guess(なんとなく思う・推測する・think よりも確度の低い想定を表す) の内容を you 以下の節が説明。
 

②リポート文は「動詞句」の説明


そのホテルは新館が建設中だってことを僕たちに知らせてくれなかったんです。
The hotel didn’t tell us that there was a new wing under construction.
 
リポート文は「動詞句」の説明を節で行う形だということを覚えておきましょう
 

BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~


建設中の新館がありました。
There was a new wing under construction.
 
under は「~の下」を表す前置詞ですが、この前置詞も連想によってその使い途を広げています。under の位置関係がもたらす連想のひとつに「未完成」があります。「完成のレベルに達していない」ということ。この文は「工事中」。under way(進行中)などもこの例。
 

私は高名な教授の下で数学を学んだ。
I studied math under a famous professor.
 

彼女は夫にそそのかされてその犯罪を犯したのだと主張した。
She claimed she committed the crime under the influence of her husband.
 
次も連想が必要な例。
 

彼女は浮気なんかしないよ。そんなことをする人じゃない。
She wouldn’t cheat on him: she is above that.
 
above は「(高さが)上」。道徳的にそんなことをするレベルにはいないことを表しています。
 

彼の行動は理解出来ません。
His behavior is beyond comprehension.
 
beyond は「(範囲)を越えて」。理解の範囲を「越えている」のです。
 

EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~

①そのエレベーターは午前中ずっと修理中となります。
The elevator will be under repair all morning.
 
under repair で「修理中」。「未完成」のニュアンスが生きています。
 
②親切な同僚が私の面倒を見てくれて、仕事のコツを教えてくれました。
A kind co-worker took me under her wing and showed me the ropes.
 
take … under one’s wing は「面倒を見る・庇護する」。という意味。鳥が卵やひなを守っている様子からの連想。show … the ropes は「仕事のやり方を教える」。こちらは船を操る技術の要がロープであったところから生まれています。
 
③私の息子は今新しい先生の影響ですごく進歩しているよ。
My son is making great progress under the influence of his new teacher.
 
under the influence(影響の下)。しっかり覚えましょう。
 

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