私は野球を見るのが好きで、その中でも阪神タイガースの試合があるときは必ずテレビで、または甲子園でほぼ毎試合見ています。
その野球を見ていていつも気になるのが「運」という厄介な物。
野球というスポーツは、打者が真芯でボールをとらえても、それが野手の真っ正面にいけばアウトになります。
その逆に、芯を外れてボテボテのあたりでも、野手がいないところにボールが落ちればヒットになります。
だから、野球は「試合の流れ」という物を凄く大事にします。
野球用語でよく使われるのが「ピンチの裏にチャンスあり」、とか、その逆に、「チャンスを逃せば次はピンチが訪れる」とか、野球をしている人はなぜか不思議なこういう「流れ」が試合についてまわることをよく知っています。
これを野球以外の世間一般では「ツキ」とか「運」とかと表現するんだと思いますが、英語の世界では どういう表現をするのでしょう?
そういう「運」に関する言葉で、すぐに思いつくのは Good luck ですよね。
「幸運を祈っているよ!」や「うまくいくといいね!」とこれを言えば通じます。
でも、いろんな映画やドラマやテキストなんかで私が最もよく目にしたり耳にするのが次の表現です。
cross my fingers(幸運を祈るよ)
アメリカでは、幸運を祈る際に、人差し指と中指を交差してみせます。
それが幸運を呼ぶおまじないのように言われています。
ですから相手の幸運を祈る際には最も使われる表現のようです。
また実際に指を交差しなくても
I have my fingers crossed for you.(あなたのために指をクロスするよ)
といえば、その人の幸運を祈っていることになって、言われた人は凄く喜ぶこと間違いありません。
他に英語の世界でよく使われるのが、
knock on wood
これも「幸運を祈る」という意味で使われます。
これは何か良くないことを話している時などに、机や椅子など木製のものを叩きながら言うおまじないです。
コンコンと木をノックすることで、悪いことが起こるのを防げると信じられています。
木には良い精霊が宿っていて、木をノックすることでその精霊に私はここにいるよ、と知らせるおまじないのようです。
使用例
I haven’t been sick this year. Knock on wood.
(今年は風邪引いていないんだよね。木を叩かないと)
ですから、ちょっと縁起でもない話をしているときには、後で
「knock on wood」と付け足しておきましょう。 Good luck!
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