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ラジオ英会話 Lesson 182 組み合わせ感覚を鍛えよう

Lesson 182 組み合わせ感覚を鍛えよう

レッスンのポイント

関係代名詞節による修飾は、先行詞と空所の組み合わせ修飾。組み合わせていく感覚に慣れていきましょう。

Today’s dialog

ジリアンとマートンは職場の同僚です。国際自動車展示会に来ています。

Gillian: Look at all these new cars. Some of the designs are so futuristic-looking.

Merton: I know, but these are concept cars. The car I want to get is user-friendly. It can park itself.

Gillian: Oh, that’s feature that I need. I’m terrible at parallel parking.

Merton: I haven’t owned a car in over twenty years. I have been using public transportation all that time.

Gillian: Did you forget how to drive?

Merton: Almost. When I rented a car, I didn’t even know how to turn on the engine. Things have changed a lot.

Gillian: They sure have.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

ここにある新車を見てよ。とても未来的なデザインのものがいくつかあるわ。
Look at all these new cars. Some of the designs are so futuristic-looking.

そうだね。でも、それらはコンセプトカーさ。僕が手に入れたい車は使い勝手がよいものなんだ。それは自動的に駐車してくれるんだ。
I know, but these are concept cars. The car I want to get is user-friendly. It can park itself.

まあ、それって私が必要な機能だわ。縦列駐車がとても下手だから。
Oh, that’s feature that I need. I’m terrible at parallel parking.

僕は20年以上も自分の車を持っていなかったんだ。その間は、いつも公共交通機関を利用してきたのさ。
I haven’t owned a car in over twenty years. I have been using public transportation all that time.

運転の仕方を忘れちゃったの?
Did you forget how to drive?

ほとんどね。車を借りたときは、エンジンのかけ方さえ分からなかった。いろんなことが随分変わったからね。
Almost. When I rented a car, I didn’t even know how to turn on the engine. Things have changed a lot.

確かにそうね。
They sure have.

WORDS & PHRASES

concept car  コンセプトカー(最新技術を駆使した試作車)
user-friendly  使い勝手が良い
feature  機能・特徴
parallel arking  縦列駐車
public transportation 公共交通機関

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

とても未来的なデザインのものがいくつかあるわ。
Some of the designs are so futuristic-looking.

futuristic-looking(未来的な)の-looking は「~に見える」「外見が~」を表します。good-looking(かっこいい)、angry-looking(怒った様子の)、suspicious-looking(疑わしく見える)など、いろいろな表現を作ることができます。

エンジンのかけ方さえ分からなかった。
I didn’t even know how to turn on the engine.

even は「~さえ」。簡単な単語で訳はすぐに分かりますが、使おうとするとなかなか難しい単語。この文を覚えてマスターしましょう。turn on は「(明かりなどを)つける」。

いろいろなことがずいぶん変わったからね。
Things have changed a lot.

things は漠然と物事・状況を表しています。昔と比べて今の状況を眺めているところから現在完了形となっています。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


僕が手に入れたい車は使い勝手がよいものです。
The car I want to get is user-friendly.

関係代名詞節による修飾は、先行詞と空所の「組み合わせ修飾」。組み合わせ感覚に慣れることが何よりも大切です。
さて、この文で空所がどの位置にあるか分かりますか?そう、get の目的語位置。get は get a present(プレゼントをもらう)など目的語を伴って使われますからね。先行詞 the car と空所を持つ節 I want to get(私は~を買いたい)で「私が買いたい車」という意味が生み出されているのです。

この文を作り出す意識を、スローモーションで確認しましょう。まずは the car と言い切ってください。ただの車ではなく「買いたい車」ですから I want to get で説明していきます。get it (the car)などと言ってはいけません。get の後ろを空けておくことで the car と組み合わされるのですから。そこをしっかり空けて the car I want to get。これで主語の完成。そのあと is user-friendly を続けてください。

もうひとつ例を・・・

The vegetables I like to buy are all organic.
私が好んで買う野菜はすべて有機野菜です。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

組み合わせ感覚に慣れるよう、練習しましょう。

私が本当に買いたい水中カメラは高すぎます。
The underwater camera I really want to buy is too expensive.

「私が本当に買いたい水中カメラ」は、まず the underwater camera と重要な先行詞を最初に出してしまいます。あとは I really want to buy(本当に買いたい)で修飾していきます。buy の後ろを空所にすることで修飾が成り立ちます。

僕のお母さんが作ったチョコレートケーキを一切れ食べてごらんよ。
Try a piece of the chocolate cake my mom made.

Try …(~をトライしてごらん)と命令文で始めましょう。a piece of the chocolate cake(チョコレートケーキをひと切れ)を最初に述べ、この先行詞を my mom made で説明しています。made の後ろを意識的に空所にすることがポイント。

これが私が君に話していたアルバムですよ。
This is the album I was telling about.

「君に話していたアルバム」という日本語語順に引っかからないこと。英語はまず This is the album と言ってしまうのです。先行詞を出したあと、I was telling you abou(~について君に話していた)で説明します。about の後ろを埋めてしまわないように注意。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

チューリッヒは私がもう一度訪れたい都市です。
Zurich is a city I hope to visit again.

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