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ラジオ英会話 Lesson 183 関係代名詞 that ① that の感覚

Lesson 183 関係代名詞 that ① that の感覚

レッスンのポイント

関係代名詞節による修飾の「組み合わせ感覚」にそろそろ慣れましたね。今回はその感覚の上に that の感覚を重ねていきましょう。

Today’s dialog

タケルがお母さんとお年玉について話をしています。

Mom: Takeru, you got a lot of money from your relatives on New Year’s, didn’t you?

Takeru: Compared to last year, it was about the same.

Mom: Really? Show me how much you’ve got. I want to save your money as usual, so you don’t waste it on silly things.

Takeru: OK, here you go, Mom.

Mom: Is this all?

Takeru: This is everything that I have.

Mom: Are you sure? You usually get more than this.

Takeru: Yes, I already spent some on a new video game.

Mom: What? You should have asked me first.

Takeru: Sorry, Mom.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

タケル、お正月に親戚の人たちからたくさんお小遣いをもらったわよね。
Takeru, you got a lot of money from your relatives on New Year’s, didn’t you?

去年と比べると、ほぼ同じくらいだったよ。
Compared to last year, it was about the same.

本当に?どれくらいもらったのか見せなさい。あなたがくだらないものに無駄遣いしないように、いつものように私が貯金しておきたいから。
Really? Show me how much you’ve got. I want to save your money as usual, so you don’t waste it on silly things.

いいよ、これがそうだよ、母さん。
OK, here you go, Mom.

これですべてなの?
Is this all?

僕が持っているのはこれで全部だよ。
This is everything that I have.

間違いないの?いつもなら、これ以上もらっているでしょうに。
Are you sure? You usually get more than this.

うん、もう新しいビデオゲームに、いくらか使ってしまったんだ。
Yes, I already spent some on a new video game.

何ですって?先に私に聞くべきだったのに。
What? You should have asked me first.

ごめんなさい、母さん。
Sorry, Mom.

WORDS & PHRASES

relatives   親戚、親族
compared to …   ~に比べると
save   貯める
as usual   いつものように
waste   浪費する
silly   くだらない、ばかげた
should have   過去に~すべきだった。
first   最初に

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

去年と比べると、ほぼ同じくらいだったよ。
Compared to last year, it was about the same.

Compared to は「~に比べると」。文頭に置き以降を「去年と比べた話」に指定しています。

先に私に聞くべきだったのに。
You should have asked me first.

should have … は「(過去に)~すべきだった」。実際にはそうしていないという含みで用いられる重要フレーズ。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~


僕が持っているのはこれで全部だよ。
This is everything that I have.

この文では関係代名詞 that が用いられています。
基本は今までとまったく同じ「組み合わせ」。先行詞 everything と、I have の目的語にある空所が組み合わされ「僕が持っている全部」です。
さてそれではこの that は一体どういった働きをしているのでしょうか。この疑問を解くヒントは that のイメージ「導く」にあります。that(あれ)は、聞き手の注意を、離れたモノに「導く」単語。このイメージがリポート文などで相手をしっかりと導く「つなぎ言葉」の使い方につながっているのでした。

The teacher told me that I could do much better.
先生は僕にもっと(成績などを)上げられると言った。

We just got the news that my brother is getting married.
兄が結婚するという知らせを受けたばかりです。

皆さんはもしかすると今まで「あれ」「節を導く that」「同格の that」「関係代名詞の that」などと that を「用法」に分けて覚えてきたかもしれません。でも、それではネイティブスピーカーの力を得ることはできません。彼らの中で英語はすべてが自然につながっているのです。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

that を使った関係代名詞節で先行詞をしっかりと説明していきます。

私が誕生日にもらったプレゼントを見てごらんよ!
Look at all the present that I got for my birthday!

Look at all the presents まで述べてしまいます。そのあとどういったプレゼントなのかを that でしっかりと展開していきます。空所は got の後ろ。

はい、あなたが注文した本ですよ。
Here are the books that you ordered.

「here + be 動詞」で「ここに~がある」。Here are the books …まではすぐに作ってしまうこと。that you ordered でしっかりとつなぎましょう。

僕が買ったこのとっても甘くておいしいリンゴを少し食べてごらんよ。
Try some of these amazingly sweet and delicious apples that I bought.

昨日の GRAMMAR IN ACTION ②とほぼ同じ形。some of … は「~をいくらか」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

あれはまさに私が避けたかった状況だった。
That was the very situation that I wanted to avoid.
avoid は「(意識的または意図的に)避ける、よける、 回避する」。


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