ラジオ英会話 Lesson 183 関係代名詞 that ① that の感覚

ラジオ英会話2018

Lesson 183 関係代名詞 that ① that の感覚

レッスンのポイント

関係代名詞節による修飾の「組み合わせ感覚」にそろそろ慣れましたね。今回はその感覚の上に that の感覚を重ねていきましょう。

Today’s dialog

タケルがお母さんとお年玉について話をしています。

Mom: Takeru, you got a lot of money from your relatives on New Year’s, didn’t you?

Takeru: Compared to last year, it was about the same.

Mom: Really? Show me how much you’ve got. I want to save your money as usual, so you don’t waste it on silly things.

Takeru: OK, here you go, Mom.

Mom: Is this all?

Takeru: This is everything that I have.

Mom: Are you sure? You usually get more than this.

Takeru: Yes, I already spent some on a new video game.

Mom: What? You should have asked me first.

Takeru: Sorry, Mom.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

relatives   親戚、親族
compared to …   ~に比べると
save   貯める
as usual   いつものように
waste   浪費する
silly   くだらない、ばかげた
should have   過去に~すべきだった。
first   最初に

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

Compared to は「~に比べると」。文頭に置き以降を「去年と比べた話」に指定しています。

should have … は「(過去に)~すべきだった」。実際にはそうしていないという含みで用いられる重要フレーズ。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この文では関係代名詞 that が用いられています。
基本は今までとまったく同じ「組み合わせ」。先行詞 everything と、I have の目的語にある空所が組み合わされ「僕が持っている全部」です。
さてそれではこの that は一体どういった働きをしているのでしょうか。この疑問を解くヒントは that のイメージ「導く」にあります。that(あれ)は、聞き手の注意を、離れたモノに「導く」単語。このイメージがリポート文などで相手をしっかりと導く「つなぎ言葉」の使い方につながっているのでした。

The teacher told me that I could do much better.
先生は僕にもっと(成績などを)上げられると言った。

We just got the news that my brother is getting married.
兄が結婚するという知らせを受けたばかりです。

皆さんはもしかすると今まで「あれ」「節を導く that」「同格の that」「関係代名詞の that」などと that を「用法」に分けて覚えてきたかもしれません。でも、それではネイティブスピーカーの力を得ることはできません。彼らの中で英語はすべてが自然につながっているのです。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

that を使った関係代名詞節で先行詞をしっかりと説明していきます。

Look at all the presents まで述べてしまいます。そのあとどういったプレゼントなのかを that でしっかりと展開していきます。空所は got の後ろ。

「here + be 動詞」で「ここに~がある」。Here are the books …まではすぐに作ってしまうこと。that you ordered でしっかりとつなぎましょう。

昨日の GRAMMAR IN ACTION ②とほぼ同じ形。some of … は「~をいくらか」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

avoid は「(意識的または意図的に)避ける、よける、 回避する」。

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