映画「フィフス・ウェイブ」(原題: The 5th Wave)を見た

映画

『フィフス・ウェイブ』(原題: The 5th Wave)は、2016年に公開されたアメリカSFスリラー映画。
小説家リック・ヤンシー(英語版)による同名ヤングアダルト小説を基にしている。

2016年1月にアメリカで公開され、4/23に日本で公開されます!

作品にDVDとBlu-rayはすでに2016年11月に発売されています。

『フィフス・ウェイブ』のあらすじ

ある日、地球から400kmの上空を巨大な未確認飛行物体が周回しているのが確認されました。
その未確認飛行物体は数日間、沈黙していたままだったが、彼らを人類は「アザーズ」と呼ぶようになっていた。
そして、10日経過した時、ついにその日はやってくる。

WAVE1:暗黒
アザーズの攻撃は電磁パルスによって始まった。この攻撃により、地球上のあらゆる電子機器が使用できず、文明は大打撃を受けた。

WAVE2:崩壊
次にアザーズは自然を利用して人類滅亡を図る。大きな地殻変動を引き起こし、地震を発生させる。大規模な地震により、かつてないほど巨大な津波が街々を襲う。

WAVE3:感染
鳥の中にある鳥インフルエンザに手を加え、新たなウィルスを作り出したアザーズ。彼らは何らかの方法で、世界中に鳥を拡散。新種のウィルスにより、人類は大打撃を受ける。人類の99%が死滅。免疫のある生き残った人々は、協力しながら、ほそぼそと生活していた。

WAVE4:侵略
米軍による生存者の救出作戦が開始された。米軍によりもたらされた衝撃的な情報。それはアザーズが人間に寄生し、侵略を開始したというものだった。外見上、アザーズなのか人間なのか区別がつかない。疑心暗鬼になる人々。ついにアザーズが動き始めたのだ。

人類滅亡のカウントダウンが着実と進む中、人類を救うには、最後の攻撃<フィフス・ウェイブ>を食い止めること。人々は<フィフス・ウェイブ>を阻止し、アザーズの侵略を止めることはできるのだろうか。アザーズが計画する<フィフス・ウェイブ>とは一体なんなのか?


『フィフス・ウェイブ』の概要

アメリカでベストセラーだった小説家リック・ヤンシーのヤングアダルト小説が原作。
『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツが主演ということで話題になる。
また『スクリーム』シリーズや『ファントム』『スフィア』などのB級映画でお馴染みのリーヴ・シュレイバーが共演。
エイリアンによる侵略を描く映画ではあるが、地震や津波のシーンが想像を超える大きさなので、トラウマのある人は覚悟の上で見た方が良い。。

『フィフス・ウェイブ』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:J・ブレイクソン
脚本:スザンナ・グラント、アキヴァ・ゴールズマン、ジェフ・ピンクナー
原作:リック・ヤンシー
製作:トビー・マグワイア、グレアム・キング、マシュー・プルーフ、リン・ハリス
製作総指揮:デニス・オサリヴァン、リチャード・ミドルトン、ベン・ワイスブレン
撮影:エンリケ・シャディアック
プロダクションデザイナー:ジョン・ビリントン
編集:ポール・ルベル

キャスト
キャシー・サリヴァン:クロエ・グレース・モレッツ
ベン・パリッシュ:ニック・ロビンソン
エヴァン・ウォーカー:アレックス・ローリンガー:マイカ・モンロー
サム:ザカリー・アーサー
ヴォーシュ陸軍大佐:リーヴ・シュレイバー

ロン・リヴィングストン
マギー・シフ
マリア・ベロ

 

『フィフス・ウェイブ』の感想

主演を務めるのは、今最も注目されている女優、クロエ・グレース・モレッツ!
これが公開されたのは昨年の熊本地震の後で、津波や地震のシーンがあるので、九州地方では、公開が延期されたりした作品。

なお、この映画の感想を調べると酷評が多いですね。

ですが、私は個人的には結構夢中で見てしまった作品です。

そのあらすじですが、映画は、いきなりマシンガンを抱えたクロエ・グレース・モレッツ演じるキャシーが、人を射殺してしまうショッキングなシーンからスタートします。
平凡な高校生だったキャシーがどうしてマシンガンを抱えて走っているのか、を冒頭のシーンから、キャシーの日常とアザーズが現れるまでの経緯を簡単に紹介する場面に移行します。

つまりこの時点で、この映画を見る人は予告編で期待した、壮大な仕掛けのSF作品ではなく、この映画は地球外生命体からの侵略に翻弄される普通の人間を描いているんだ、と感じる事ができます。
つまり、そうすることで老若男女が幅広く鑑賞できるように、エンターテインメント系の映画として製作されたんですね。
だから主役はクロエ・グレース・モレッツなんだ、と私も納得できました。

最近のアメリカ映画は面白くない、とクソミソにけなす人たちがいますが、彼らは何を映画に期待しているのでしょう?
日常の生活を送っている人々に、突然エイリアンが現れ、日常の生活が壊されて家族がバラバラになる中で、そうしたときに若者が何を考え、どう生きていくのか・・・
面白くないという批評が多い中でも、私には見ている間にあっという間に時間が過ぎていきました。
つまりとても、とは言えないかもしれないけど、結構面白い映画でした。

もちろん、オイオイと突っ込みたくなるところはたくさんあります。

序盤の第4波までの展開が凄く速く進む割に、中盤から急にスピードダウンするとか、SF作品でありながら、高校生のキャシーが男性が水浴びを浴びるところを偶然見てしまって、慌てて(恥ずかしくて)逃げるシーンとか必要?とか、キャシーの魅力を前面に出す映画?とか細かいところをあれこれ言いたい人は言うでしょうね。

ハードなSFや派手な映画を期待すると、あまりのこじんまりとした物語で期待外れ、という人もいるようですが、映画なんて楽しければオッケーです。

映画の完成度が高い、つまり批評家が絶賛する映画なんて年に2~3本くらいしかありません。
そして批評の評価も人それぞれ。
評価が高くても全然面白くも無い映画もあるから、まずはDVDになっている様な映画は時間さえあれば見るようにしています。

でも、実際に映画を見ても、感想も書く気にならない作品もあります。
例えば、最近では「ジャックリーチャー」とか・・

だから、感想でもブログに書こう、という気にさせてくれたこの映画は、B級かもしれないけど、私には面白かった作品です。

なお、終わり方が中途半端だったので、多分続編もあるのでしょう・・

その時は当然見に行きますよ。

続編はクロエ・グレース・モレッツをはじめ、キャストの続投は希望したいですね。

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