Lesson 006 about の意味の広がり
レッスンのポイント
いよいよ本格的に前置詞の世界に入っていきます。まずは「~について・約・およそ」と訳されることの多い about から。
Today’s dialog
ルディはタミコに、ケンが学校でプレゼンテーションをしたことを話します。
Rudy: How are you feeling, Tamiko?
Tamiko: Much better, thanks. I’m sorry I couldn’t come to school yesterday. I really wanted to hear Ken’s English presentation.
Rudy: Oh, right. It was really interesting and informative.
Tamiko: What was the topic?
Rudy: He gave a talk about cats. He loves to take pictures of cats and post them on social media.
Tamiko: Oh, I should check out his pictures.
WORDS & PHRASES
informative (情報が多くて)有益な
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英訳練習
本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。
CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~
①リポート文・説明ルールの作る形
この文は「リポート文」。「説明ルール:説明は後ろに置く」が作る形。
まず I’m sorry と言い切ってから am sorry の内容を、I couldn’t come to school yesterday と節で説明します。
まず I’m sorry と言い切ってから am sorry の内容を、I couldn’t come to school yesterday と節で説明します。
②to 不定詞を目的語位置に置く
英語は置かれた場所によって語句の機能が決まる言葉。ここでは to 不定詞、to take pictures of cats(ネコの写真を撮る)が love の目的語の位置に置かれたため、「ネコの写真を撮るのが大好き」と、その目的語として機能しています。
主語の位置に置けば主語になりますよ。
主語の位置に置けば主語になりますよ。
to 不定詞を気軽に主語、目的語の位置に置いていく、その感覚に慣れることが大切。
BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~
about のイメージは「~の周り」。(a)round(~の周り)のようにしっかりクッキリ周りを囲むというよりも、その周りをほんわか取り囲む感触です。
このイメージからすぐに次のような使い方が生まれます。
このイメージからすぐに次のような使い方が生まれます。
be about to は「~しそう」と訳されますが、日本語を介さなくてもこのフレーズの感触は伝わるはず。to leave(これから出発する)の付近(about)にあるということ。
この文から「彼の周りにはそうした雰囲気が漂っている」ことがわかれば、about の感覚がつかめたということになるでしょうね。
EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~
the past は「過去の出来事」。to 不定詞が loves の目的語の場所に置かれ「~することが大好き」。
about は「~の周り」。wits は「素早く考え決断する力」のこと。「~の周りに wits を保っておく」から、keep one’s wits about one は「気持ちを引き締める・油断しない」といった意味となります。
文全体は spent ages(長い時間を費やした:ages は「長い時間」を表す誇張表現)を looking about 以下で説明。look about for は look for(探す)の look に about を加え「探して周りを見回す」。
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