ラジオ英会話 Lesson 006 about の意味の広がり

ラジオ英会話2019

Lesson 006 about の意味の広がり

レッスンのポイント

いよいよ本格的に前置詞の世界に入っていきます。まずは「~について・約・およそ」と訳されることの多い about から。

Today’s dialog

ルディはタミコに、ケンが学校でプレゼンテーションをしたことを話します。

Rudy: How are you feeling, Tamiko?

Tamiko: Much better, thanks. I’m sorry I couldn’t come to school yesterday. I really wanted to hear Ken’s English presentation.

Rudy: Oh, right. It was really interesting and informative.

Tamiko: What was the topic?

Rudy: He gave a talk about cats. He loves to take pictures of cats and post them on social media.

Tamiko: Oh, I should check out his pictures.

WORDS & PHRASES

informative   (情報が多くて)有益な
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英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

 
 
 
 
 
 

CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~

①リポート文・説明ルールの作る形

 
この文は「リポート文」。「説明ルール:説明は後ろに置く」が作る形。
まず I’m sorry と言い切ってから am sorry の内容を、I couldn’t come to school yesterday と節で説明します。
 

②to 不定詞を目的語位置に置く

 
英語は置かれた場所によって語句の機能が決まる言葉。ここでは to 不定詞、to take pictures of cats(ネコの写真を撮る)が love の目的語の位置に置かれたため、「ネコの写真を撮るのが大好き」と、その目的語として機能しています。
主語の位置に置けば主語になりますよ。
 
 
to 不定詞を気軽に主語、目的語の位置に置いていく、その感覚に慣れることが大切。
 

BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~

 
about のイメージは「~の周り」。(a)round(~の周り)のようにしっかりクッキリ周りを囲むというよりも、その周りをほんわか取り囲む感触です。
このイメージからすぐに次のような使い方が生まれます。
 
 
 
be about to は「~しそう」と訳されますが、日本語を介さなくてもこのフレーズの感触は伝わるはず。to leave(これから出発する)の付近(about)にあるということ。
 
 
この文から「彼の周りにはそうした雰囲気が漂っている」ことがわかれば、about の感覚がつかめたということになるでしょうね。
 

EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~

 
the past は「過去の出来事」。to 不定詞が loves の目的語の場所に置かれ「~することが大好き」。
 
 
about は「~の周り」。wits は「素早く考え決断する力」のこと。「~の周りに wits を保っておく」から、keep one’s wits about one は「気持ちを引き締める・油断しない」といった意味となります。
 
 
文全体は spent ages(長い時間を費やした:ages は「長い時間」を表す誇張表現)を looking about 以下で説明。look about for は look for(探す)の look に about を加え「探して周りを見回す」。
 
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