ワインの産地とその特徴
チリ
ワインを友人に勧められて飲み始めたころ、結構高価な美味しいワインばかりを飲んでいました。
だけど、たまたま寄ったスーパーで、かわいらしいマークのアルパカという安価なワインを買ってみたところ、価格の安さから期待していなかった美味しさに「これはなかなかいける」と、びっくりした記憶があります。
その話を若い女性達にしたところ、ワインが高級というイメージを彼女たちは持っていたのかどうか知りませんが、しばらくは私の近辺ではアルパカのチリワインが大ブームになっていました。
そのアルパカはなんと1942年創業のサンタヘレナという名門ワイナリーが作っているそうです。
だからその美味しさもわかりますね。
色は赤紫でグラスに注いだ瞬間から沢山の香りが広がります。
チェリー、ブルーベリー、カシスやプラムの濃厚な果実の香りと土やなめし皮、コーヒーのような香りもあります。
アルコールを少し強く感じますが、グラスをまわしたり、時間がたつと落ち着きます。
味わいは香りの印象通り、チェリーなどのフレッシュな果実味とほどよい酸味、それにタンニンはマイルドです。
ブドウ品種はボルドー品種のカべルネ・ソーヴィニヨンとメルローですが、味わいはわりと柔らかく、お砂糖やみりんを使う和食などにも合います。牛肉を使ったお料理の時にも相性抜群だと思います。
チリのワインは総じてコストパフォーマンスに優れていることで有名です。
そしてチリは気候にも恵まれているうえに、日本とのFTA(自由貿易協定)でワインに関税がかからないので安くておいしいものが多いです。
まだワインなんて、と迷っておられる方がいましたら、是非低コストだけど美味しさは高レベルのチリワインを、スーパーで見かけたら是非お試しあれ!!
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