ラジオ英会話 Lesson 173 wh 疑問文⑤ 複雑な wh 疑問文(1)

ラジオ英会話2018

Lesson 173 wh 疑問文⑤ 複雑な wh 疑問文(1)

レッスンのポイント

すでに wh 疑問文の基礎は固めました。ここからはちょっと複雑な例に挑戦してみましょう。

Today’s dialog

テスとトニーが駅前の古い彫像について話しています。

Tess: Tony, did you hear the news this morning?

Tony: No, Tess. What news?

Tess: The statue in front of the station fell down.

Tony: What? I love that statue. What do you think was the cause?

Tess: Nobody knows yet. But it was very old.

Tony: Was anybody hurt?

Tess: Luckily, no one was injured. They said it happened in the middle of the night.

Tony: You know, I was taking photographs of that statue just last week. I’m glad I got some photos of it before it fell down.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

statue  (彫)像
cause  原因
hurt  怪我をさせる(=injure)
luckily  幸いにも
they say(that) ~だそうだ

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

主語の Nobody は「誰も~ない」。日本語にはない表現の仕方ですが、よく使われます。 yet は「未完(まだ終わっていない)」ですから、「誰にもわからないよ、まだね」というニュアンス。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この文を理解し使えるようになるためには、「空所・wh 語・疑問形」の3点セットを思い出す必要があります。wh 疑問文で最も大切な「空所」。この文で空所は、think の内容を説明する節の主語の位置にあります。
be 動詞 was の前に何もありません。ここが疑問のターゲット。「何が原因だと思いますか」となります。

少し複雑に思えるかもしれませんが、たいへん基本的な文。いくつか同じタイプの文を練習しましょう。空所がどこにあるのかをしっかり意識しましょう。

この形で気をつけてもらいたいのは、リポート文では that を加え I think that …などとすることがありますが、主語を尋ねる疑問文の場合 that を加えることが出来ない、ということ。小さなkポイントですが覚えておきましょう。
X Who do you think that will pass the test.)

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

空所を意識しながら練習しましょう。

think に後続する節の中で、主語が欠けていることが分かります。ここが空所で疑問のターゲット。

guess は「推測する、思う」。think ほどしっかりした思考過程のない、軽い感じの動詞。この動詞に後続する節の主語が空所。「誰が勝つ」となります。ここでの fight は格闘等の試合。

suggest は「提案する・(適当な人などを)薦める」。「誰がいいか薦めてくれ」という文内容です。can の主語が空所。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

suppose は「(判断の根拠が比較的薄い形で)思う」。fraud は「詐欺, 欺瞞」。

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