ラジオ英会話 Lesson 207 過去の仮定・現在の帰結

ラジオ英会話2018

Lesson 207 過去の仮定・現在の帰結

レッスンのポイント

今回は if 節を使った仮定法の発展です。「(過去、事実に反して)もし~だったなら、(今頃)~だろうなぁ」の形。今まで学習した形のハイブリッドです。

Today’s dialog

アリスが友人のダンに入学試験の出来を尋ねます。

Alice: Hi, Dan. How did the entrance exam go?

Dan: Don’t ask!

Alice: That bad, huh?

Dan: Yeah, it was a disaster. I’m sure I’ve failed miserably. My parents are going to be really angry with me.

Alice: Ha ha! Why am I not surprised! If you had followed my advice, you wouldn’t be in such trouble now.

Dan: I know. You gave me great advice on how to prepare for the exam, but I kept putting off studying, so in the end I barely did any preparation.

Alice: Well, you’ll just have to study really hard and try for another university. I’ll help you if you like.

Dan: That would be wonderful. Thanks a lot, Alice.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

disaster  災害、完全な失敗
miserably  ひどく、惨めに
put off  後回しにする
barely  ほとんど~ない

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

この文の how は「どのように」。go のイメージは「ある場所から出て進んでいく」。この文では「進んでいく」の使い方。「入学試験はどのように進んでいきましたか?」から「どうだった?」

you’ll have to は will と have to のコンビネーション。未来の事態に目をやりながら(will)「~しなければならないでしょうね」という形。よく使われます。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

if を使った仮定法の発展パターンです。
このキーセンテンスは「(過去、事実に反して)もし~だったなら、(今頃)~だろうなぁ」という新しいパターン。過去の出来事の反事実のニュアンスを与えるために、バックシフトして過去完了形、そして結びの節では「今~だろうなぁ」とホンワカと would で結んでいます。
今回は「過去に対する仮定と現在の状況」を組み合わせた、ハイブリッドパターンとなっています。

いくつか例を眺めてみましょう。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

ハイブリッドパターンの練習です。

過去の状況について「実際そうではなかったが」を与えるために had treated と過去形にバックシフト。今の状況についてですから結びの節は would となります。

過去に対するあり得ない想定ですから、バックシフトで過去完了。「今できているはずだ」、ですから could 。

harder に much が強調を与えています。過去の事実に反した想定を might で結んでいます。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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