ラジオ英会話 Lesson 049 進行形にできる・できない | NHKラジオで学ぶ英会話 Get The Dream

Lesson 049 進行形にできる・できない

レッスンのポイント
進行形は「進行中の行為・活動」を表す形。でも、もちろん使えないケースもあるのです。間違った進行形を作らないように。

トミーがキャンディーをくれないことを、ジョナがお母さんに言いつけているようです。
WORDS & PHRASES
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION～会話に役立つ文法～
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トミーがキャンディーをくれないことを、ジョナがお母さんに言いつけているようです。

Mom: Did Tommy come home from his friend’s birthday party?

Jonah: Yeah, Mom. He got a lot of candy, but he won’t give me any. He is being selfish.

Mom: Never mind about that.

Jonah: But Mom, I want some candy. Tommy’s going to eat everything.

Mom: Nobody’s going to eat any more candy tonight！

Jonah: He always gets more stuff than I do.

Mom: This time he’s going to get a toothache from eating too much candy.

母親: トミーは友だちの誕生日パーティーから戻ってきたのかしら?

ジョナ: うん、ママ。トミーはたくさんキャンディーをもらってきたけど、僕にはひとつもくれようとしないんだ。自分勝手なことをしてるんだ。

母親: そんなこと気にしちゃだめよ。

ジョナ: 全部食べるつもりなでもママ、僕はキャンディーが欲しいんだトミーは全部食べるつもりなんだよ。

母親: 今夜はもう、誰にもキャンディーを食べさせないわ！

ジョナ: あいつはいつも、いろいろな物を僕より多くもらうんだ。

母親: 今回は、キャンディーを食べ過ぎて歯が痛くなっちゃうわよ。

WORDS & PHRASES

won’t は「意思のwill」の否定。「しようとしない」。
any は any candy ということ。　
selfish　　自分のことしか考えない、利己的な
mind　　気にする
Never mind (about~),は「（～を）気にするな・心配するな」。頻出表現
nobody　　「誰も～ない。」
be going to…　　～するつもり
stuff　　モノ、（ thingのくだけた言い方）
toothache　　歯痛

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION～会話に役立つ文法～

He is being selfish.
彼は自分勝手なことをしているんだ。

be 動詞の進行形です。進行形は be＋動詞 -ing 形。be 動詞の -ing 形 being が使われて is being となります。この文は「彼は利己的です」ではありません。「利己的にふるまっている」という意味です。

初期の学習者は「～している」といった訳語に引っ張られ、
× I’m having a pen. (ペンを持っている)
× I’m knowing Tokyo. (東京を知っている)　とつい言ってしまいがちですが、haveは所有権が及んでいること、knowは知識が頭にあること。そこに行為や活動は無いからです。
ただ、haveもつぎのように「食べる」などの行為が意味される場合は進行形になります。

I was having breakfast at that time. その時間は朝食をとっていました。

thinkも「ボヤっと思う」なら進行形は不可。頭を使って「考える」なら進行形は可能です。

×　I’m thinking he’s wrong. (〇 I think he’s wrong.) 彼は間違っていると思う。
Just a minute. I’m still thinking. ちょっと待って。　まだ考えているから。

進行形に使える・使えないの判断は簡単。そこに行為が感じられるかどうかということ。