ラジオ英会話 Lesson021 名詞を使った目的語説明型

ラジオ英会話2018

Lesson021 名詞を使った目的語説明型

レッスンのポイント
先月は「自動型」「他動型」「説明型」「授与型」を学びましたが、今回は大変バリエーションに富む文型-「目的語説明型」-です型。今月のメインテーマのひとつです。是非マスターを!

ナオコとヘンリーがクラシック音楽について話をしています。

Naoko: Hey, what are you listening to?

Henry: I’m listening to classical music.

Naoko: Oh, which piece is it?

Henry: Mozart’s Symphony No.40. It’s a great symphony.

Naoko: Why do so many people like Mozart, I wonder?

Henry: Well, because he is simply amazing. He started composing music when he was just five. Everyone considered him a genius.

Naoko: By the way, do you sometimes go to classical music concerts?

Henry: Yes, whenever I get the chance.

Naoko: So let’s go together one day.

ナオコ: ねえ、何を聞いているの?

ヘンリー: クラシック音楽を聞いているんだ。

ナオコ: まあ、何の曲?

ヘンリー: モーツァルトの交響曲第40番さ。すばらしい交響曲なんだ。

ナオコ: どうしてみんなモーツァルトが好きなのかしら?

ヘンリー: 彼の音楽はとてもすばらしいからだよ。彼はたった5歳のときに作曲をし始めたんだ。誰もが彼のことを天才だと考えていたんだよ。

ナオコ: ところであなたはクラシック音楽のコンサートに行くことがあるの?

ヘンリー: 時々行くよ、自由な時間があるときにね。

ナオコ: それじゃいつか一緒に行きましょうね。

WORDS & PHRASES

piece (芸術)作品、曲
symphony 交響曲
amazing 素晴らしい
compose 作曲する
genius 天才
one day いつか

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

Everyone considered him a genius.
誰もが彼のことを天才だと考えていた。

基本文型の最後は従来 SVOC と呼ばれた「目的語説明型」です。目的語の後ろに、目的語を説明する「説明語句」が置かれた形です。consider him(彼を考える)の him の後ろにその説明 a genius(天才)が置かれ、「彼を天才と考える」となっています(この形には「説明ルール:後ろに置いた修飾語句は前を説明する=説明は後ろに並べる」が使われます)。him と genius の間に説明関係(=)を意識すれば上手に作ることができます。

まずは説明語句として「名詞」が使われる次の文に慣れておきましょう。

Just call me Ken.
ケンと呼んでくれればいいよ。

call (呼ぶ)はこの形を取る代表的な動詞。(A=Bと呼ぶ)。
人と名前は「A=B(と呼ぶ・名付ける」の関係になるため、name(名付ける),nickname(あだ名を付ける)など、名前関連の動詞にこの型は頻繁に使われます。

I’ll make you a frog.

この文は2とおりの意味を持っています。「目的語説明型」と考えれば「you=a frog に make する」で「おまえを変えるにするぞ」といった魔法使いの言葉となり、目的語が2つの「授与型」と考えれば「君にカエル(の人形など)を作ってあげる」となります。文型は本当に大切。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

私は彼を退屈な人だと思います、正直に言って。
I find him a bore, to be honest.

findは「見つける」から「分かる”思う」。目的語に名詞のa boreを続けて, 退屈な人だと思う」
to be honest 正直に言って、は頻用フレーズ

私たちは最初の子どもを、 彼の祖父にちなんで「トーマス」と名付けた。
We named our first child “Thomas,” after his grandfather.

nameは「名付ける」。our first child に Thomas を続けて「最初の子どもをトーマスと名付ける」。
after は「ついていく」を表す前置詞。name 系列の単語によく使われるが、「その人の良い性格・立派さについていくように」という願いがこもっている。

ジャッジはケイコがスピーチコンテストの勝者であることを発表した。
 The judges declared Keiko the winner of the speech contest.

declare は「宣言する・公表する」。Keiko = the winner と declare すること。
judge は「審判・審査員」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~

日本語の意味に合うように(  )内に適切な語を入れる。

私たちは彼をジミー( jimmy )と呼ぶ。
We (          ) (            ) (            ).

解答 
We call him jimmy.

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