Lesson 178 疑問の意図のない疑問文①
レッスンのポイント
疑問文の形式を持った文の中には、疑問の意図がそもそもないものがあります。会話でしばしば使われるテクニックを学んでいきましょう。
Today’s dialog
イアンのクリスマスディナーに参加したメグは、ミンスパイを初めて食べたようです。
Meg: Ian, that was a wonderful Christmas dinner. I am so full.
Ian: Well, you can never be hungry after a traditional Christmas dinner.
Meg: It was my first time to eat a mince pie.
Ian: Did you like it?
Meg: Yes, it was interesting. I’m not so used to spices in pies. Anyway, I’m sorry, but I have to be going now.
Ian: The night is still young. Why don’t you stay longer?
Meg: I have to work tomorrow.
Ian: But it’s Christmas Day!
Meg: Yes, but in Japan, Christmas Day is not a holiday.
英訳練習
本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。
WORDS & PHRASES
full いっぱいの、満腹の
For Deeper Understanding ~より深い理解へ~
(be) used to … は「~に慣れている」。よく使われます。
よく使われるフレーズ。夜がまだ「若い」から深まっていないということ。
REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~
疑問文の中には、文字どおりの意味ではなく別の意味で発せられるものが数多くあります。「疑問の意図のない疑問文」と呼んでもいいでしょう。
例えばこの文。文字どおりの意味は「なぜあなたはもう少しとどまらないのですか?」ですが、その理由を聞きたいわけでは当然ありません。「もう少しいたらどうかな」と相手に勧める文となっています。
例えばこの文。文字どおりの意味は「なぜあなたはもう少しとどまらないのですか?」ですが、その理由を聞きたいわけでは当然ありません。「もう少しいたらどうかな」と相手に勧める文となっています。
便利な表現ですから、いくつか覚えておきましょう。
Why don’t we go out for a drink tonight?
今晩飲みに行こうよ。
今晩飲みに行こうよ。
Another drink? – why not?
もう一杯どう? – いいねぇ。
もう一杯どう? – いいねぇ。
また、why(なぜ)は理由を尋ねる wh 語。「理由がわからない」から「どうしてそうしたことをするのだ」という非難につながりがちな単語です。
why must you always contradict me?
君はどうして僕にいつも反論しなくちゃいけないの?( – やめてくれないか)
君はどうして僕にいつも反論しなくちゃいけないの?( – やめてくれないか)
You need to apologize to her. – Why should I?
彼女に謝りなよ。- どうしてそうすべきなの?(やなこった)
「なぜそんなことをしなくてはならないのか」
彼女に謝りなよ。- どうしてそうすべきなの?(やなこった)
「なぜそんなことをしなくてはならないのか」
GRAMMAR IN ACTION ~文法の実践~
why を用いた疑問の意図のない表現の練習です。
相手に勧める表現。see what happens は「どうなるか見てみる」。まとめて覚えましょう。give her a call は call her でも可。
Why don’t we …? は、話し手の意思で相手を引っ張る Let’s …よりもやわらかくフレンドリーな表現。「~というのも悪くないんじゃないかな」というニュアンス。どっぷりと休む場合は take a rest で。
相手を非難しています。日本語でも「なぜ~しなかった?」という表現は頻繁にそうした批判のトーンを含みます。時制の一致で you will が you would となっていることに注意。call me to tell me はいろいろ言い換えが可能。call to tell me、call me and tell、call and tell me、等
CHECK THE POINT ~練習問題~
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