ラジオ英会話 Lesson 184 関係代名詞 that ② 省略が出来ないケース

ラジオ英会話2018

Lesson 184 関係代名詞 that ② 省略が出来ないケース

レッスンのポイント

今回も that を使った関係代名詞節修飾です。面白いのはここからです。

Today’s dialog

カズキとチエのカップルの隣に住んでいるのは英語の先生のようです。

Kazuki: Did you hear someone in the apartment building singing late last night?

Chie: Yes, I think I heard a woman singing “Yesterday Once More” by the Carpenters. She was very good. But it was kind of loud.

Kazuki: The woman that lives next door is an English teacher. Maybe it was her practicing her pronunciation.

Chie: Oh, that’s possible. It’s very easy to understand each word of the Carpenters’ songs. That’s good for students studying English.

Kazuki: I agree, but I couldn’t sleep very well last night. Maybe we can ask her to go to karaoke with us someday.

Chie: That’s a good idea.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

the Carpenters  アメリカの歌手、カーペンターズ
kind of   ちょっと、やや
next door  隣に
possible   可能性がある

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この文の意味はこれまでのやり方ですぐに分かるはずです。まずは空所を探してみましょう。
that 以下の節には、lives next door(隣に住んでいる)の主語がありません。ここが空所。
先行詞 the woman と「~が隣に住んでいる」が組み合わされ「隣に住んでいる女性」となっているのです。

主語が空所になったこのパターンには注意が必要です。
このパターンでは必ず関係代名詞 that(や、who、which)を置かなくてはなりません。
Lesson 181 ~182 で見た、関係代名詞を置かない「なし」の形をとることが出来ないのです。

試しに関係代名詞 that をキーセンテンスから取り除いてみればそれは分かります。
(X)The woman lives next door is an English teacher.

上の文ではまともに解釈できません。しっかりと関係代名詞を使って The woman that lives next door と述べ、that lives next door が The woman の修飾であることを示してあげなければいけません。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

主語を空所として持つ関係代名詞を使います。しっかりと that を加えること!

「最も難しかったテスト問題」という日本語に引きずられないこと。英語はメインの内容が前、説明は後。the test question という先行詞をまず述べて、そのあと that was most difficult で説明。

まずは先行詞 the Turkish restaurant を述べて、説明は後回し。that を置いてしっかりと修飾であることを示します。

上級者向けの文。まず so many women 。その後 that have very promising careers で説明。promising は「有望な」。career は「職歴・経歴」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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