今日の英文で面白い表現があります。
He said Sandra wants to wear the pants in the family.
直訳すると、彼が言うには、サンドラは家の中でパンツでいたい。
なんのこっちゃ、と思いますが、「家庭での主導権を握りたがっている」ということらしいのです。
家の中でパンツ一丁でいることが主導権を握るって、昔の日本の家庭みたい、と思ってしまいました。
しかし、いつも思いますが、こんなシャレた表現を使う日が来るのでしょうか?
今日は他にも題名の「The List as Long as Your Arm」(とても長いリスト)のような表現があります。だから僕の友人などは「ラジオ英会話は比喩的な表現が多すぎて使えない」と言っています。
正直僕には使えるかどうかはよくわかりませんが、こういう表現もあるというのはとても勉強にはなります。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥
電話をしてきたグレンと話をしに出かけたジョン(J)が帰宅すると、起きて待っていたメアリー(M)が様子を尋ねます。
The List as Long as Your Arm
M: How did it go?
J: He said Sandra is making unreasonable demands.
M: That’s because she gave him the list. He needs to grow up!
J: He said the list is impossibly long.
M: How long is it?
J: Three pages.
M: Good grief!
J: He said Sandra wants to wear the pants in the family.
M: He’s taking it all wrong!
J: I suggested they make a truce.
とても長いリスト
M:どうだった?
J:彼はサンドラがあれこれ無理な要求をしていると言っているよ。
M:それは彼女が彼にリストを渡したからよ。 彼ってまるで子どもだわ!
J:彼はリストがどうしようもなく長いと言っていた。
M:どれくらい長いの?
J:3ページ。
M:あらまあ!
J:彼はサンドラが家庭での主導権を握りたがっていると言うんだ。
M:彼は大きな考え違いをしているわ!
J:停戦することを提案したよ。
Words & Expressions
○ as long as your arm とても長い[IDIOM。very longの意味を表す、listを形容する定型フレーズ]
○ make demands あれこれ要求する
○ unreasonable 無理・無体な
○ need to grow up まるで子どもである、大人になる必要がある
○ impossibly どうしようもないほど、話にならないほど極端に
○ How long is it? (リストは)どのくらいあるの?[リストの量を尋ねている]
○ Good grief! あらまあ! まさか! 何てこと!
○ wear the pants in the family 家庭での主導権を握る[IDIOM。いわゆる亭主関白やかかあ天下的なニュアンスがある]
○ take it (all) wrong (大きな)考え違いをする
○ make a truce 停戦・休戦する
Apply It! (本日の重要表現)
He’s taking it all wrong!
彼は大きな考え違いをしています!
強い指摘の表現
take には take it easy!(気楽に考えよう・いこう)のように、「解(釈)する」という意味があります。 take it wrong で「考え違いをする」。 all は強意の働きをしています。
UR the ★(重要表現を使った応用練習です)
☆: 皆あなたがコーラスクラブを辞めたと思っていますよ。
☆: Everyone thinks you quit the chorus club.
★: ええ? どうして?
★: What? Why?
☆: もう、いらっしゃらないから。
☆: Because you don’t show up anymore.
★: 皆大きな考え違いをしています!私は海外へ行っていたんですよ!
★: They’re taking it all wrong! I’ve been overseas!
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