ラジオ英会話 Lesson 077 should②

ラジオ英会話2018

Lesson 077 should②

レッスンのポイント
 should が特徴的に使われる場合とその位置について学習します。それは「提案・要求・必要・重要である」などを表す表現に後続する節です。頻繁に出てくるためマスターして頂きたいポイントです。

学校新聞の記事を書いているカイルがヤマダ先生にインタビューしています。「先生が学生に求めることは?」。ヤマダ先生は何と答えてくれるのでしょう。

Kyle: Ms. Yamada, I’m writing an article for the school newspaper about the new teachers. Can I ask you a few questions?

Ms. Yamada: Of course.

Kyle: Thank you, what do you expect from your students?

Ms. Yamada: First of all, I always insist that they should be on time for class.

Kyle: I see. Anything else?

Ms. Yamada: Yes, I also want my students to ask lots of questions.

Kyle: That’s great. Thank you very much for your time.

 

カイル: ヤマダ先生、私は学校新聞用にこの学校の新任の先生について記事を書いているんです。いくつか質問してもいいですか?

ヤマダ先生: もちろんです

カイル: ありがとうございます。先生は自分の生徒にどんなことを望んでいますか?

ヤマダ先生: まず、私は生徒が授業に時間どおりに出席することをいつも求めています

カイル: 分かりました。ほかには?

ヤマダ先生: ええ、生徒にはたくさん質問をしてほしいと思います。

カイル: それはすばらしいですね。お時間をいただきがとうございました。

 

WORDS & PHRASES

article  (新聞)記事
expect  ~を望む、期待する
insist  ~を求める、主張する

 

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

I always insist that they should be on time for class.
私は生徒が授業に時間どおりに出席することをいつも求めています。

「提案・要求・必要・重要」などを表す表現に後続する節では should がしばしば使われます。この文は insist(求める・主張する)の後ろの節に should が使われています。

       青い部分は後続する節。
I always insist that they should be on time for class.
   求める      ~すべき

キーセンテンスの日本語訳では should の訳語(~すべき)が出てきていませんが、この文には「時間どおり出席すべき」が鳴り響いています。「提案します・要求します・必要/重要なんです」というときには、「~すべきである」と言いたくなります。それがここのポイントです。

他の例も見てみましょう。「~すべきです」を感じてください。

a, I propose that the students should do volunteer activities.
学生がボランティア活動をすることを提案します。

b, It is important that you should do your best.
ベストを尽くすことが重要なのです。

さて、実はこのような形には should を使わず、動詞原形を使うことも頻繁にあります。「すべき」感は弱まります。

c, I always insist that they be on time for class.  [beは動詞原形]
私は生徒が授業に時間どおりに出席することをいつも求めています。

d, They are demanding that she pay in cash.  [payは動詞原形]
彼らは彼女が現金で払うことを要求しているよ。

動詞原形が使われているのは、節の内容が「実現していない」から。すでに学習した命令文でも使われていたのは動詞原形。命令の内容はまだ実現していないため。

 

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

本日習ったことを意識しながら練習します。必ず声を出して練習しましょう。

①僕の会社はすべての従業員にビジネススーツを着るよう求めている。
My company requires that all employees should wear a business suit.

require は「要求する」。後続に should を入れて「すべきだ」というニュアンスを強めています。

②ケイコは私にその仕事に応募すべきだと言っています。
Keiko suggests that I should apply for the job.

suggestは「提案する」ですが、proposeと違ってごく軽い単語です。「~してみればどうかな」程度。apply for は「~に応募する」。
しかし、この文で「提案する」という発想はまだ僕にはない。まだまだです。

③君のデータすべてをバックアップすることが重要です。
It is essential that you should back up all your data.

essentialは「極めて重要な」。important 以外の単語も覚えましょう。

 

CHECK THE POINT  ~練習問題~

日本語の意味に合うように(   )内に適切な語句を。

彼はもう一度やってみたらどうかと言った。
He suggested that we  (              ) try again.

答 
He suggested that we should try again.

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