ラジオ英会話 Lesson 193 that を使えば怖くない

ラジオ英会話2018
Campfire at night.

Lesson 193 that を使えば怖くない

レッスンのポイント

関係代名詞でいちばん便利なのは that。これイチオシ。

Today’s dialog

ピーコック教授にミサキが質問しています。

Peacock: OK, that ends our lecture today. Remember, students, to read chapter 10 of the textbook before the next lecture.

Misaki: Professor Peacock, May I ask you a question about the lecture?

Peacock: Of course, Misaki.

Misaki: Thank you. You said that human beings are unique because we use fire.

Peacock: Yes, that’s right. Humans are the only animals that use fire.

Misaki: Well, do you think that fire is necessary to have a civilization?

Peacock: That’s a very good question, Misaki. It depends on what you mean by “civilization.” But having control of fire was certainly a turning point in human evolution.

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英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

lecture   講義
unique   独特な
civilization   文明
turning point   転換点
evolution   進化

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

having control of fire は「火を使いこなすこと」。動詞-ing 形が主語位置に置かれ、主語として機能しています。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この文で the only animals that use fire は、先行詞 the only animals と use fire(火を使う)の主語の空所を組み合わせて「火を使う唯一の動物」ということ。
今回のポイントはここで that が使われていることにあります。
that は who や which に優先して使われるケースがあります。先行詞が「唯一」であることを感じさせる the only、the first、the last を含む場合と最上級である場合、また all、any、no、every を伴う「全・無」を意味する場合です。

これは絶対の規則ではなく「どちらが自然か」の感覚的問題です。こうした場合に that が選ばれるのは「選ぶ必要がないから」。who や which など wh 語は誰か・何かをピンポイントで選ぶ感覚を持つ単語。関係代名詞として使われても同じ感覚です。

さて the only(唯一の)、最上級、everything(すべて)などの先行詞には選択の余地はありません。あらかじめ1つに決定しているからです。だからこそ選択を意味に含む関係代名詞よりも、単に「導く」だけの that が好まれるというわけなのです。初心者へのアドバイスは「慣れないうちは that を使え」―that にややこしい制限はありません。安心して使えばいいのですよ。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

that を使えば怖くない。全部 that でつないでいきましょう。

最上級が先行詞。that でつないでください。I’ve tried … は現在完了経験用法。(今まで~をやったことがある)。

all を含む先行詞。that でつないでください。have taught me important lessons は「重要な教訓を教えてくれた」ということ。

the fire を含む先行詞。that でつないでください。turn out to be … は「結局~だということになる・分かる(判明する)」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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